昼間のうちに水の中であれこれして程好い空腹感醸す付け焼刃な努力
築地のピン魚を食べるってことで、出かける前にバシッとカラスの行水で身の清めお店に腰を落ち着けるまでの時間の軽い心の張りは心地よくて初詣の前のような気分
流れるように夏の海精仄かな温かみの中にある独特の甘味、鼻腔抜ける甲殻の香とか
穴子が上顎にあたる瞬間、たまごが発泡のように口内で消えていこうとする刻、
あっという間の30分、あーあの鰹の藁の燻り香いったいどうやって、、三陸のウニの爽やかな潮香に夏鯵の軽快な脂、色々思い馳せながら寄り道はどこにしよーか考えながらフラフラ、アスファルトから立ち昇るちょっと埃っぽい夜の銀座の残り香
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