実は今日、6月29日は私の誕生日です。今までは誕生日になると母から必ず電話がかかってきて「おめでとう!」と言ってくれました。でも、今年はもう、かかってこないんだなぁ・・・そんなことをふと、考えてしまいました。母が亡くなってもうじき一ケ月・・・その間、多くの友人・ブログ友達からお悔やみのお言葉、メール、メッセージ、そしてお電話をいただきました。本当にありがとうございます。少しずつですが、元気を取り戻している気はします。毎日会社に行って、何事もなかったかのように仕事をして・・・。涙の量も減ってきたように思います。でも、泣かなくなってくることは母への悲しみが薄れてきたことなのかと罪悪感を感じたら翌日は悲しみのポケットに入ったかのように半日ずっと泣いていたり・・・。まだまだ仕方がないですね。でも、「泣きたいときは泣いていい」と言ってくださるので遠慮なく泣いています。そして・・・母のことを残念に思ってくれる、一緒に泣いてくれる、そして私を気遣ってくれる友達がいる・・・そういう私であることを、きっと母も安心して見守っていてくれていることと思っています。誕生日にちなんで・・・一つだけ、書かせてくださいね。これは、兄から聞いた話です。母が入院中、兄や私に代わって母の面倒を見てくださった方がご自身のお母様が亡くなられた時、あまり思い出がないことに気づかれたようで、それゆえ母に「いっぱい思い出を残してあげたら・・・」とアドバイスを下さったそう。それを聞いた母は「私は大丈夫! いっぱい、いっぱい、思い出を作ってきたから・・・だから私は大丈夫、心配いらないわ」と答えたそうです。そして、実家を離れる前日の夜、兄と二人で「本当にいろいろ思い出を残してくれたよね・・・」と懐かしく思いながら、たくさんのアルバムに目を通し、「あのときはああだった、こんなことがあったね」とその当時を懐かしみました。そんなことを考えていたら、ふと、赤ちゃんの時のアルバムを一冊、アメリカに持ってきていたことを思い出しました。生まれてすぐからの写真なので当然、その当時の記憶は残っていません。でも、母や父の腕に抱かれた私の写真がいっぱいありました。せっかくなので、一枚だけでも・・・ブログにアップです。Campbell, CA ~ベイエリアでの暮らし~-思い出母の腕の中の私です。男の子みたいですが・・・間違いなく私です。今から40年以上も前の写真ですから・・・当然、白黒です。ある年代以上の方には・・・懐かしさを感じさせる写真かもしれませんね。母の優しさに包まれている私です。

投稿者: Campbell CA ベイエ... 投稿日時: 2010年6月29日(火) 00:16