先日、株式会社フジマキ・ジャパン副社長 藤巻幸夫氏の講演を聴く機会があったが、非常に熱く面白い内容であった。また、右も左も分からず、競争力の乏しい製品を、工夫して必死に売っていた新入社員時代を思い出した。題目は、フジマキ流ブランド・プロデュース。先ず、ブランドを作るためには、心構えが大事との事。物語を語れるか?物語を語る為には、八本主義(本気、本音、本物、本質、本筋、本心、本流、本当)が大事である。本気で売れると思っているか、本音はどうだ、本物を売っているか、本質はどうか、本心はどうか、その遣り方は本流か、本当にそうなのか、という事。また、プロデュースとは組織作りであり、日本人は自分と同じタイプの人間しか集めないとの事。(私が、お世話になった先輩も以前に同じ事を言っていた事を思い出した。自分と同じタイプの人間を集めても面白く無いじゃないか)そして、顧客視点を忘れるなとの事。また、ブランド・プロデュースには技術論があるそうだ。1)MD(Merchandising)先ずは、売れる状況を作る事であり、仮説と検証の繰り返しである。コンテンツ(モノ)作り=色×柄×素材×デザイン×機能×用途/使い途×価格/安ければ良い訳では無い、こだわり×哲学2)VMD(Visual Merchandising)見せ方、表現方法、雰囲気を作る、第一印象、これらが、単なるプロダクトで終わるか、ブランドになるかを分けるとの事。3)宣伝PR、誰に売るのか、何処で宣伝するのか。4)人の繋がり5)時代イマという時代がある。顧客ターゲットによって時代(好み)が異なる。6)KKDK経験(K)、カン(K)、度胸(D)、行動力(K)が重要。また、最後は時間が足りなくなり、余り触れられなかった「5つのS」「5つのC」「5つのM」に就いては、アカデミーヒルズの講演で触れられていた様なので転記しておく(こちら)【5つのS】シンプル(単純ではなく、そぎ落とすこと)センス(行間を読む、人との間合いがとれること)スピード(早すぎたら、また原点に戻ればいい)スマイル(笑顔こそすべての活力の源)しつこさ(継続力)【5つのC】コミュニケーション(心を開けば外国人でも通じ合える)コンセンサス(相互の理解)コラボレーション(人脈)コミットメント(いい加減に人と付き合わない。約束を守る)チャレンジ(挑戦し続ける)【5つのM】マーケティング(皮膚感覚・現場感覚)マーチャンダイジング(モノへのこだわり)マネジメント(言ったことをやり遂げる)マインド(ホスピタリティ、優しさ)人を巻き込む、人に巻き込まれる(藤巻の真骨頂)
投稿者: YES AND .blog 投稿日時: 2009年2月9日(月) 05:40- 参照(214)
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