やった~、オバマ勝利!昨日の午後、ショーンはリアムを連れて投票場へ行ってきた。既に欠席投票をして投票はしてしまったショーンだが、リアムに「人々が投票してアメリカの大統領を決める」ことを教えたかったらしい。リアム、紙に「OBAMA」と書いてきたそうだ。キンダーでも、先生に「オバマとマケイン、どちらに大統領になって欲しいか?」と聞かれ、18人がオバマ、2人がマケインに手を挙げたそうだ。子供たちにも大人気なオバマであった。ところで、昨日のacceptance speech(勝利宣言)、おごりもせず、威張りもせず、今までのクールをキープしたままのオバマ、素晴らしかった。思わず涙がでた。アメリカでマイノリティーとして生きていくリアムにも、この歴史的瞬間を肌で感じて欲しく、いつもの就寝時間を延ばして今夜はショーンと3人でソファーに座ってスピーチを聞いた。もちろん、リアムにはスピーチの内容はわからないが、彼なりに「嬉しくて涙がでている人がいるんだね」「たくさんの人がハッピーだね」と感想。そしてショーンは、悲しいがまだ人種差別はアメリカにもあること、初めて黒人がアメリカで大統領になったこと、などをわかりやすく説明していた。オバマのスピーチの前に行われたマケインのConsession speechも立派だった。正直、感動してしまった。彼は人間的に素晴らしい人なんだと思う、ただ相手が悪かった。そして副大統領選びは最悪だった。8年前、もし彼がBushのかわりに共和党大統領候補で、大統領になっていたとしたら、アメリカはずいぶん違う道を歩いていた思う。この8年でアメリカは世界の、いやそれだけでなくアメリカ国民の信頼を失ってしまった。1月20日に大統領に就任するオバマにとって、今までのスピーチで公約したイラク撤退、経済安定等チャレンジな課題がいきなり待っている。人々の期待が大きいだけ、プレッシャーもすごいだろう。これから彼の本当の仕事をするときが始まる。

投稿者: Motokos Diary 投稿日時: 2008年11月4日(火) 23:49