リアムの日本語学校でのママ友は、私がリアムを妊娠するまで働いていた大学付属の英語学校に在籍したことがあるKちゃん。彼女の呼びかけで、やはり同じ日本語学校に娘さんがいるHさん、そして当時英語学校でアシスタントをしていたMさんとの4家族で「プチ同窓会」をキャンパスでしようということになった。私はこの大学を訪れるのは5年ぶり。リアムを産んだ後、産休の時に仕事復帰を諦め、まだ生後2ヶ月のリアムを連れて書類や荷物を取りに来たのが最後。。。久しぶりに訪れるキャンパスは、昔駐車場だったところに新しい寮が建っていたり、以前は寂れたカフェテリアだったのに、拡大されて「パンダエクスプレス」が入っていたりと綺麗に変化していた。秋晴れの今日、キャンパスが見渡せる高台でランチを食べた。Mさんと再会するのも5年ぶり!「全然変わっていないね~」と言いながらも、お互い二人の子持ち。しかも上の子と下の子の年がほぼ同じなのも偶然!子供たちは、持ってきたスクーターで坂道をすごい勢いで滑ったり、お父さんを相手にサッカーをしたりしてとても楽しそうだった。私たちも昔の話に花が咲いた。デザートにパンプキンプリンを持っていった。子供たち用にと、ちょっと砂糖を多めに入れてみたのだが、子供たちには不人気だった。なんでも食べるコリンでさえ、べーと吐き出した(涙)。そのかわり、女性軍には大人気(笑)。ミキサーでできる、とても簡単なパンプキンプリン。Mixi日記で教えてくれたあやさん、ありがとう!さて、その後は北上してオークランドへ。オレゴン州で博士号目指して勉強しているMちゃんが、一泊二日でベイエリアにやってきた。Mちゃんは昔から(20年以上!)の親友で、私たちの結婚式の司会もしてもらった仲。朝早く飛行機でやってきたMちゃん、一日中「プレイバックシアター」というワークショップに出席していた。Mちゃんと落ち合って、そのままオークランドの唯一の(?)観光スポットであるJack London Squareへ行こうとしたら、運転手のショーン、道を間違ってトンネルをくぐり、アラメダ市へ着いてしまった(苦笑)。引き返そうかと思った瞬間、以前、アラメダに美味しいお寿司屋あると友人から聞いたのを思い出した。場所も定かでないのにとにかくその寿司屋を捜すことになった。でもやっぱり見つからない(涙)。ドラッグストアで聞いて、やっと到着したその「Sushi House」、店の外まで並ぶ超人気レストランであった。。。それでも20分くらい待っただけで席に座ることができ、オーダーしてから寿司がでてくるのがとても早かった。私とMちゃんが頼んだ散らし寿司、ビックサイズだった~。刺身のぶ厚いこと!ご飯の量の多いこと!リアムが頼んだ子供用の弁当も、他のレストランの大人の量。コリンがぐずらないうちにと、私は急いで食べ、食べ終わったと同時にぐずり始めたコリンを外に連れだして散歩。目の前は湾で、ちょうど夕陽が落ちていくところがと~っても綺麗に見えた。外は寒く、New Englandのケープコッドの景色に似ていた。夕食後は、ショーンにオークランドのダウンタウンへ送ってもらい、私とMちゃんはプレイバックシアターの劇を観にいった。「プレイバックシアター」というのは、Mちゃんに教えてもらって初めて耳にした。簡単に言うと、観客の中からボランティアを募り、実話を語ってもらい、それを即興で役者たちが寸劇にする。バイオリンとチェロを弾く二人のミュージシャンも、即興でそのストーリーにあった音楽を奏でる。初めて見た「プレイバックシアター」、日本から3人の役者さんもいらしていて(Mちゃんが一日出席したワークショップはこの3人の日本人の方が講師だった)、アメリカ人の役者さんと一緒に実に息があって、その場で聞いて芝居をする、という私には信じられない神業のようなことを意図も簡単に成し遂げていた。私が面白いと思ったのは、見知らぬ人が語るストーリーを観客全員でシェアする気持ちよさ。特に、30年以上前に留学生としてきた台湾出身の男性の、「ある夏のできごと」のストーリーが胸キュンもので、昔の記憶を懐かしそうに話す彼に共感するものがあり、そしてアクターたちがストーリーを芝居にして皆で見て楽しむという2度美味しい体験であった。プレイバックシアター日本のHPに「プレイバックシアターの最終的なゴールは、善悪の判断や、評価をせずに、お互いの話を聴くことにあります。テラーの語るストーリーは、深刻な話、痛みを伴う話であることもあり、今朝の食卓でのちょっとした出来事であることもあり、その幅は無限です」とあった。カウンセリングやヒーリング、教育のツールとしても使われているそうだ。「プレイバックシアター」を紹介してくれたMちゃん、ありがとう!博士号あとちょっとだね、がんばって!

投稿者: Motokos Diary 投稿日時: 2008年10月11日(土) 06:09