アメリカで暮らして感じることのひとつは、日常的なdonationというカルチャーです。義務教育である小中高校は基本的に無料ですが、学校は毎年度始めに必ず保護者からのdonationを募ります。目安としては、数10ドルから数100ドル、つまり数千円から数万円でといったところです。これによって、文房具や教材をそろえたり、フィールドトリップと呼ばれる遠足の資金にしたりしています。それぞれのイベントごとのファンドレイジング(寄付募集)もあります。家にいても様々なdonationのためのボランティアの訪問を受け、ショッピングモールで買い物をしていてもどう代亜ボランティアに遭遇したりします。もちろん怪しげなものもありますが、大半は真摯なボランティアだと思います。先日書いたMake-A-Wishもそうですが、教育、医療に関連したことをサポートしてくれる非政府、非営利の機関がいろいろあって、これらは基本的に寄付金で運営されているのだと思いますが、そういった活動が、ある意味アメリカではセーフティネットとして機能しているような気がします。アメリカではたとえ当面でも余裕のある人は、かなり日常的に寄付をしていると思われます。NHKの討論番組で、貧困に苦しむ日本の子供に関する特集を見ました。景気後退で税収ダウン、でも「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズのもと、その限られた予算を社会福祉に厚く分配、そしたらますます公共事業が減り、雇用が減り、景気は好転せず、税収ますます減少、という悪夢のようなスパイラルから抜け出せそうにない状況ですよね。