映画とは無関係の作品。それぞれに問題を抱えた二十七歳の兄と十九歳の姉と暮らす十六歳のまともな僕。父親は失踪して不在。母親と、その家に入り浸る母の友達を加えた、五人の緊張感に満ちた日常が淡々と描かれる。 兄貴は僕に、すごく大事なことをお前に教えてやろうと言った。「でもすんなりそのまま教えるのはよす。ふだんの話のなかに盛り込むことにする。この夏のあいだに、いつか言うからな。」 家を出ていくことになった兄が僕に言う「すごく大事なこと」とは何か。少年小説を読むと、いつもせつなくなる。
Don't worry boys―現代アメリカ少年小説集
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