日本で友人に会ったときは取り留めのない話を沢山する。特に高校の頃の友人とは軽い議論になることが多い…というか自分がそちら方向へ持っていくことが多い。「○○って××だよなー」「ん?なんで?んなこたねーだろ」といった感じで。こういうことが出来るのも男子校だったからかな(意味不明)。中でも、ネットに実名を出すべきかについては、お互いにお互いの意見にびっくりしている感じが面白かった。「mixi とかで実名出すなんて絶対にやっちゃいけないよな」「なんで?犯罪告白とか、妙なことをしなければ大丈夫なわけじゃないの?」「え?なんでそんなこと聞くの?自分が何も悪い事しなくても、繋がってる相手がバカやったら面倒なことになるだろ」「面倒なことってどんなこと?」「会社とかに『お宅の社員の友人が…』とか言われるかも知れないだろ」「そうかなあ」で、後日メールで「結局問題はなんだろう」と聞いたら丁寧に答えてくれた。ありがたや。

  • なんの琴線に触れたか分からない理由で粘着にからまれると面倒
  • 自分とリンクを張っている誰かがドジを踏んだ時に、(特定の事件・集団に対して「辛口」コメントなどをする)その仲間の一人に勝手に祭り上げられ、職場や自宅その他関係先に電話が行ったりするなどの迷惑がかかる
  • どういう理由かは分からないがどこかの誰かが本名をキーに、素性を調べ、その情報を元に悪意ある行動を取ろうとしたときの絶好のデータ検索エンジンとなってしまう

いずれも可能性がかなり低いが、実際に起こってしまうと確かに面倒そうな気はする。自分は本名も経歴も出してるけど…と思っていると、それとは対極の意見の記事を見つけた。さて、いままで一度も会ったことがない人同士がどうやってお互いを認識してリアル友達になれたかといえば、それはぼくが自分の顔写真を公開しているからだ。編集長はぼくを偶然見つけて、「あ、あいつはあいつだ」と気づいてくれたわけだ。そういうわけで、悪意がどうとか実名だ匿名だなんだという論争を未だにしている人たちは好きなだけ不毛な議論を続けてもらって、実名(もしくはそれに準ずるハンドルなど)で自分の広報活動をしている恥知らず(もしくは自信過剰)な人たちは、ついでに、それと分かる顔写真も公開することを強くお勧めします。はっきり言って、いいことしかありません。保証します。うへえ。そういう考え方もまああるよなあ…と記憶に留めて置きながら、今月のJTPAのギークサロンに行ってこの記事を書いたひろしまさんと話をしていたまさにその時、いつも twitter で写真を拝見していた人が登場して「あ!これは○○さんではないか!初めまして!」と挨拶をする機会に恵まれてしまった。実名を公開したために悪意の攻撃に逢ってしまう可能性は確かにあるが、その実例を僕は知らない。実名と顔写真を公開しているために得をした話は聞いたし、実例を体験してしまった。そういえば、以前、初対面だった人と話していたときに「○○さんのブログとか、がりゅうさんのブログとか良く読んでるんですよ」「あ、それはそれは恐縮です」「え?」「それ、僕が書いてます」ということも数回はあった。そういうことなので、顔写真も公開します。なにか良いことあるかもね。

投稿者: admin 投稿日時: 2008年6月27日(金) 00:00