「天璋院篤姫」宮尾 登美子 (著) の読後感想の冒頭に脚気というのもまことに変な話ですが、正直な気持ち、読み進むうちに「脚気」が気になり始めて、最後の章、「余生」まできたら、この「脚気」とは何ぞやと検索せざる得ない気持ちになってきました。「天璋院篤姫」で語られる主要人物の中で一体何人の人が脚気で死んだ事か!江戸幕府第13代将軍 徳川家定江戸幕府第14代将軍 徳川家茂その正室であった和宮親子内親王Wikipediaによると江戸時代の江戸では、富裕層に精米された白米を食べる習慣が普及し、将軍をはじめ富商など裕福な階層に患者が多かった。江戸時代末期には一般庶民も発症し、江戸患いと呼ばれた。大正時代以降、ビタミンB1を含まない精米された白米が普及し、副食を十分に摂らなかったことで非常に多くの患者を出し、結核と並んで二大国民病とまで言われた。なるほどです。確かに私が小学校の頃は脚気が問題であったのか、学校の身体検査では膝を叩く脚気の検査が必ずあったほど。膝のお皿のすぐ下を硬い物で叩き、足がぴょんと上がるのを見るのが面白くて、この検査は子供同士でもよくしたものでした。ところが今はどうかというと戦後国民の栄養状態の改善に伴い激減したが、1975年ごろからジャンクフードの普及によって再発してきた。アルコール依存症患者にも多く、アルコール分解の際にビタミンB1が消費される事と、偏食が関与している。最近は高齢化が進み、ビタミンB1を含まない高カロリー輸液での発症も問題となっている。とWikipediaに書かれてあります。因みにビタミンB1を多く含む食物は小麦胚芽・玄米大豆豚肉・牛肉・魚卵ほとんどの野菜オレンジ・デコポンなどの果物つまりは将軍家のお食事と言えど、白米に偏った塩辛い栄養失調的な食生活であったのでしょうか。当時は脚気の原因は未だ分っていなかったようですから、あり得るお話ですが、ここまで医学上、色々な事実が分ってきた今の時代にジャンクフードで脚気の復活とはちょっと悲しい事です。宮粼あおいがこれから姑の役をどのように演じるのか凄く楽しみ~!貴方も楽しみならぽちっ。にほんブログ村 シニア日記ブログへ

投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2008年6月3日(火) 21:42