ベルギーは小さな国なので列車で国中を簡単に回れます。ベルギー3泊のうち、ベルギーの首都のブリュッセル、ブリュージュ、アントワープの3都市を歩いてきました。ブリュッセル Brusselsどことなく暗鬱とした街でした。ここがEUの首都であり、NATOの本部が置かれているとはちょっと想像できません。街は古い建物と新しい建物が混在しているんですが、ウィーンのような明るさ、派手さがなく、あちこちに落書きが見られ、重苦しい雰囲気が感じられます。それでも、ブリュッセルの見所があつまる街の中心部は石畳が敷かれ迷路のように路地が入り組んで、歩くのが楽しい街でした。The Manneken Pisベルギーと言えば?の小便小僧Grand Placeブリュッセルの中心Grand Place広場には中世の建物がそのまま残っていますブリュッセルで一番楽しみにしていたベルギー王立美術館は、建物の一部フロアが改装工事のため入れませんでした。その改装工事中のフロアは、なんとこの美術館一番の目玉であろうルーベンスの部屋!!残念なことにルーベンスの作品は一枚も展示されていませんでした。そしてそれ以外の有名作品のいくつかは、海外貸出中とのこと。貸出先はなんと日本でした。立ち入れないフロアがいくつもあったのにもかかわらず、それでも展示作品をひととおり見て周るのに3時間強を要しました。疲れました。ブリュージュ BrugesBruges1ブリュッセルから列車で1時間ほど離れたブリュージュの街は、街全体がおとぎ話の世界から抜け出してきたように、見事なまでに中世そのままの姿が綺麗に残されていました。なんでも大戦の被害がほとんどなかったそうで。当初はブリュージュに足を運ぶつもりは無かったのですが、ガイドブックに「ブリュッセルよりもブリュージュに長期滞在する旅行者が多い」と書かれていたのを見て、これは行ったほうがいいのだろうと急遽思い立って足を運んだのですが、行って正解でした。駅を出てから街の中心までは歩いて15分ちょっとかかるのですが、駅前をちょっと離れただけで風景は一変。街の中には運河がはりめぐらされ、レンガ造りの建物はかつて栄華を誇った当時の様子をそのままに残しています。石畳の路地を行けば素敵なカフェがあったりと、地図も持たずにぶらぶらと気分に任せて散策するのが楽しい街です。今回は日帰りでしたが、次回はゆっくりと滞在したいものです。アントワープ Antwerp大聖堂アントワープといえば、日本人にとって忘れられないのが「フランダースの犬」でしょうか?。画家になることを夢見たネロが、一目見たかった絵がアントワープの大聖堂(写真)に飾られたルーベンスの絵。そして、クリスマスの夜にネロとパトラッシュはアントワープの大聖堂で、ルーベンスの絵を見て天国へと召されます。ところが、この「フランダースの犬」の物語は、日本以外ではほとんど有名ではなく、アントワープの人もまったく知らないとか(原作はイギリスの作家)。むしろ、アントワープの人たちは、物語に描かれているほどアントワープの人は冷たくない!とお怒りなのだとか。でも、アントワープにやってくる日本人観光客は必ず「フランダースの犬の像はどこにあるのですか?」と聞いてくるそうで。で、そんな日本人観光客のためにつくられたのが、フランダースの犬の碑。フランダースの犬の碑アントワープ大聖堂のまん前にあるモノリスみたいなのがそれです。夜は電気がつくが、怪しい?さて、この碑には何が書いてあるのかというと、上面にはネロとパトラッシュの絵が白いプラスチック板に掘り込んでありました。夜になるとピンクの電気がつきます(写真)。なんかアヤシイ…。この翌日に昼間の写真を撮っておこうと思ったんですが、翌日出向いてみたら、鳥のフンが落ちていたので写真撮るのを止めました。この碑の側面には、幾つかの言語で文字が彫られていました。日本語もあり、それには、「ネロとパトラッシュの友情を称えて」みたいなことが書かれていたので、他の言語でも同じことが書いてあったのでしょう。ちなみに寄贈したのはトヨタでした。アントワープの街では、この旅始まって以来のプチ高級レストラン't Zolderke(ガイドブック推薦)に入ってみたら、これがむちゃくちゃ美味しかった。お酒も入ったから、いい気分になって、続いてガイドブック推薦のバーDe Groote Witte Arendに入り、一人でベルギービールを飲んでいたら、隣に座った女性客2名(親子と思われる)と話をするようになりました。彼女らは現地の人でよくこのバーに来るのだとか。僕がこのバーでベルギービールを4本飲んだことを知ると、「もう止めときなさい」と釘を刺されました。でもね、東京でベルギービールを飲むとすごい高いんですよっ!!せっかくアントワープくんだりまで来たんだから、飲むしかないじゃないですかっ!!それにこのバーだけで約100種類弱ものベルギービールが置かれています。これはいろいろ飲まなくては!ちなみに、このバーで一番安いベルギービールが2ユーロ(約330円)でした。東京で飲んだら3倍はくだらないですよね。メニューの一部そして、気になって仕方なかったのが、このバーで一番高いベルギービール。なんと29ユーロ(4800円)。75clって書いてあるから750mlですよね~。量が多いわけじゃないんです。店員に聞いたら、なんでもシャンパンのような製法でつくられたビールなのだとか。行くべきか行かざるべきか非常に迷いました。4杯飲んでしまった以上、これに行ったらホテルに帰れなくなる…でも、それで本望だろう、自分…結局、オーダーしませんでした。ここまで読んでくれた皆さん、ごめんなさい。さて、隣の女性客に店員も加わって、「東京ではどんなベルギービールが飲めるの?」と聞いてきました。おおっ、今まさに、Brussels神楽坂店で鍛えられた知性を試すとき!えっと、Chimayでしょ、Orval, Duvel, Hoegarrden, あとは、Delirium に Guillotine .... が、ここで、店員も女性客も、Guillotine(ギロチン)には首を傾げられてしまいました。そんなの知らないといった様子。多分、僕の発音が悪いのだろうと思って、「首を切り落とす道具で、フランス革命の時にルイ16世がこれで死刑になったでしょ、それと同じ名前を持つベルギービールがあるでしょ?」と言っても知らないとのこと。確かにギロチンだけはビールメニューにもなかったんですよね。すると、女性客が、「ベルギービールはどれもギロチンだわ」うまいことを言ってきました。しかし、このジョークを言えるということは、彼女はギロチンが何だかは把握しているということ。なのに、ギロチンというビールの存在は知らないということか。うーん、作っている地方が違うのかなぁ。結局、僕は、この店で4杯ほど飲んで、ホテルに向かったんですが…GrimberginWestmalleCristalCiney途中、道に迷ってしまい、ホテルにたどり着くまで延々一時間以上街の中を徘徊するはめに。ホテルに戻ったときには、もうくたくたでした。ブリュッセルで2泊したホテルAuberge Autrichienneブリュッセル南駅から徒歩3分、ブリュッセルの中心Grand Placeまで徒歩10分とロケーションは良い。ホテル周辺は中東タウンと化しているが危険はなさそうで、夜でも問題なく出歩けた。ホテルは古く部屋も日本のビジネスホテル並みの狭さだが、値段相応か。バスタブなし、シャワーのみ。バスルームはややカビ臭い。ワイヤレスインターネットが使えたのはgood。エアコンなし。扇風機あり。アントワープで1泊したホテルResidence Hotel Antwerpホテルは綺麗で部屋も広く快適だが、値段は高い。ロケーションも良い。ネット接続は有料でかなり高い。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2007年6月15日(金) 03:44