どうと言うこともない店が10店舗ほど並ぶ道ばたのモールなのだが、いつ行ってもその店舗構成の支離滅裂さに感動するのがSan JoseはSaratoga Avenueのここ。そもそも、アメリカというのは特定の人種の人が固まって住む傾向が強い。なので、例えばベトナム人がたくさん住んでいるところに行くと、やたらとベトナム料理屋がある、という感じになる。また、経済的にも同じようなレベルの人が固まって住む。日本よりも、この境界性が明快。なので、金持ち向けの店と貧乏人向けの店は全く離れたところにあるのが普通。しかし、このモールは、エスニシティーも、経済力もばらばらの顧客層に訴求する店が雑然と並んでいるんですな。1.エスニシティーが支離滅裂Haluという、かなりおいしい(ただし日によってムラのある)ラーメン屋がある。ウィークエンドのランチは11時半の開店と共に入らないとかなり待つことになる。というわけで、店の前にはうろうろと待ち人がたむろしていることが多い。して、そのHaluの隣は、インドスーパーである。インドのビデオレンタルもしてる。そしてそのまた隣はタイ料理屋である。クリーニング屋を挟んでメキシコ料理屋。というわけで、日本、インド、タイ、メキシコという、大陸をまたがったなぞのエスニック料理が並ぶ。ちなみに、インドスーパーでは、私の愛するヨーグルト、Pavel'sのOriginal Russianが売っているので、時々Haluの帰りに寄るのだが、ま、普通はHaluとインドスーパー両方行く人はまずいないと思います。インドスーパーはインド人しかいない。2.経済力も支離滅裂さて、このモールは、片方のはじに「check cashing」が、もう片方にマリンスポーツショップがある。「check cashing」とは、小切手を現金で買い取ってくれるところ。給料は小切手でもらうわけだが、銀行口座がないと使えない。そういう人が行く。(多くは違法移民だったりする。)ついでに「給料日までの小額金融」なんてのもやっている。カタカナで言うところの「キャッシング」ってやつですね。で、このcheck cashingの看板があるところは、治安もあまりよろしくないことが多い。一方反対側にあるマリンスポーツショップではボートやらフィッシングやらの用具が売っている。マリンスポーツは、それなりの経済力のある人がするもの。というわけで、このモールでは、check cashingとマリンスポーツも並ぶ。そして、さらに訳の分からないことに、道路を挟んだ反対側には、高級フランス料理屋とカジノがあるのであった。なぜなんだ・・・。(そしてもうちょっと行くと、オタクの皆さんに愛されるコンピュータショップ、マイクロセンターもある。)***なんでこんなことになっているかと言えば、シリコンバレーと言うことでアジア系移民が多いのに加え、過去10年ほどの間に住宅の値段が倍以上になったので、10年以上前から住んでいる住人と、最近引っ越してきた住人との経済力が乖離している、ということがあるかと。
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