0637b53e.jpgサンフランシスコ市内にはあちこちにゲイジュツっぽいオブジェや建物がある。そういうのの多くは、ビニールで覆ってバルサン焚いて、そのあとオブジェ全体をくまなくアルコール殺菌しました!みたいに、無菌状態でそこに建っているかのような印象を受けてしまうものが多い。なんて言うのかな、無機的で街に溶け込んでおらず、生活臭がしない…みたいな。100年先の未来からやってきたものが、何故かそこの街角にあるみたいな。

そんな中で、以前記事に書いた6th St.とHoward St.の角に立つこの建物は、周りの風景と溶け合っていて違和感を感じない数少ないオブジェ。周囲があまりキレイじゃないところにあるってのがイイ、このオブジェ自体が煤けているのもイイ。

でも、サンフランシスコ・クロニクルの記事によると、6th St.とHoward St.の角に立つこの建物がどうやら取り壊されることになる模様。エンバーカデロに立つでかい弓矢よりも、街のあちこちにあるハートのオブジェよりも、一番サンフランシスコらしさを感じているだけに本当に取り壊されたら残念だな。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2008年1月27日(日) 16:22