トラに襲われて死亡したカルロス・ソーサJr.の父が警察の事情聴取に対して、ソーサ氏は生き残った兄弟の一人から「トラに襲われる前にトラの檻の柵の上に立って、手を振ったり大声を出すなどしてトラをからかっていた」と聞いていたことが分かった。警察ではこの証言を元に、証拠品の検証する許可を得た。また、動物園は事件の起きた後、警察がトラの檻の柵の内側から、血のついた看板を証拠品として持ち去っていることを発表。警察からはこの看板についてのコメントは無いが、動物園の発表の通りだとすると、死亡したカルロス君は最初にトラに襲われた時に柵の内側にいたことになる。また、血の付いた看板があったとされる場所は、柵の上から3人ものと思われる足跡が見つかった箇所、柵の外側でカルロス君が倒れていた場所とすぐ近く、柵の上でトラをからかっていて、塀を乗り越えてきたトラに襲われた様子が想像できる。また、動物園の職員がサンノゼの裁判官の聴聞で、事件の後トラの檻の中から、外から投げ込まれたと思われる石や鉄のワッシャーが見つかったと証言していることも分かった。
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