昨日も登場いただいた同僚のV。2000年モデルのトヨタカローラが、長距離通勤のためわずか7年で18万マイル(約28万km)余りに達したところでお陀仏となったのを機に、ある意味悲願でもあったプリウス購入を決意した。
なぜかというと、カリフォルニアではしばらくの間、エコフレンドリーな車の購入をencourageする目的で、ハイブリッド車購入特典として、カープールレーン走行OKのステッカーを配っていたからである。カープールレーンというのは、朝夕の通勤ラッシュの時間帯、二人以上乗った車だけが一番左側の車線を通行可能になるというものなのだけれど、彼は毎日片道50マイルを1時間半から2時間前後かけて通勤しているので、朝夕の渋滞が頭痛の種だった。ステッカーつきのハイブリッドをゲットすれば、ひとりでもこのカープールレーンを通行することができて、通勤時間が大幅に短縮されるのである。
このステッカー、発行枚数に限りがあって、今から新車を買ってもこのステッカーはもらえないのだけれど、今年の前半までの分にはついていた。
ネットで探して、2007年モデルでステッカーつきの中古(といってもほとんど新車)プリウスが売りに出ているのを見つけ、購入を決心したというわけ。
ここシリコンバレーではプリウスは大人気で、シビックやカローラと同じくらいの数が走っていると思えるくらい。環境問題に敏感な人が多い、お金持ちが多いといったことが理由と思っていたけれど、昨日ランチに出るときに乗せてもらって、もうひとつの理由があると思った。プリウスはまさにハイテクの固まりのような車なのである。いちいち挙げるのは面倒なのでしないけれど、シリコンバレーのテクノロジーオタクたちの心を刺激して、ひとたび試乗すると、彼らは欲しくてたまらなくなってしまうのではないだろうか、と思えた。
今では数あるハイブリッド車の中でも、プリウスが断トツで売れているのは、そういったプラスアルファの理由があるのではないかなと思った、プリウス初体験でした。
投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2007年10月31日(水) 22:41- 参照(242)
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