同僚のVは、Palo Altoにある会社まで、毎日50マイル(80 km)の道のりをドライブして通勤している。つまりかなりの田舎町の広々とした敷地に3世代同居(親世代と家は別々)に住んでいる。

この夏に会社のみんなをBBQパーティーに招いてくれたのだけれど、自然にあふれ、敷地内にはグァバや桃やリンゴやブドウといった様々のフルーツが生い茂り、池あり滑り台のような遊具ありの、さながら「大草原の(小さくない)家」といった感じで暮らしている。小学校低学年の子供たち二人は、畑のような林のような広い庭で思う存分遊べる素敵な環境だ。

当然周囲は自然豊かな環境で、野生動物もたくさんいるが、何となく棲み分けのようなものはできているという。ところが先週のある晩、彼の家のすぐ横で、マウンテンライオンに襲われたと見られる鹿の死骸が見つかった。その鹿は腹部が食い破られ、内臓と周辺の肉をすべて食べられた状態で、肩から上と足先を残した状態で発見された。写真を見せてもらったのだけれど、肉食動物って本当にすごい・・・。

地元のシェリフによれば、歯形などからかなり大型のマウンテンライオンの仕業に間違いないとの見立てなのだけれど、これほど民家の近くというか民家の敷地内でこのようなことが起きるのは例がないとのことで、小さな子供もいるVの一家を含め周辺では、どうしたものかと頭を悩ませているのだそうだ。

通常野生動物を殺すことは禁じられているそうなのだけれど、シェリフによればここまでの脅威であれば射殺もやむを得ないのではないかとのこと。でもかなり大きな相手と考えられるので、打ち損じたりすれば非常に危険でもある。そこで檻の中に餌をおくタイプのトラップで捕獲することなどを検討しているのだとか。

シリコンバレーもちょっと行けば、こんな感じだったりするのですね。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2007年10月30日(火) 20:56