この記事は 不都合な真実の原点:「地球の掟」を読む(1)の続きです。

7章以降の説明に入る前に、前回のエントリに対し、デルタさんからコメントをいただいたので、それに対する考察からはじめたいと思います。

まず、(1)自然科学的な「正しさ」を求めることと、社会的・経済的なリスク回避とは必ずしもイコールでないこと。-中略 CO2排出規制しか対策しない(対症療法的な準備をしない)のは、私にはそもそも怖ろしいのですについて。

一番大事な点だと思いますが、現在の地球環境の問題は「CO2による温暖化」に矮小化してとらえるべきではないという点です。この点についてはゴア、わたし、デルタさんも共通していると思います。「気温が上昇している」ことはひとつの現象であって、温暖化を認めようが認めまいが、大量消費&廃棄の文明を地球のシステム(大気、生態系、水系、地表)が許容しきれなくなっているというのが環境問題の根幹でしょう。

投稿者: みーぽんのカリフォルニアで社会科 投稿日時: 2007年7月12日(木) 00:08