どうも。10月も半ば、Q4はあっという間に過ぎてしまうのが毎年の悩ましいところです。ふと気が付くと、このブログを始めてから既に1年経過しました。早いものです。よく続いたなーと感慨にふけったりしております。
さて、Q4というタームにかこつけて、今日はマネージメントの話をちょっと。
皆さんは役職名の意味することがよく分からず、困ったことはありますか?私はこちらに来た当初、仕事上適切なコンタクト先を検討するに当たり、アメリカ企業の役職名と日本企業のそれを比較したり訳したりするのに、結構苦労した記憶があります。最近は外資系の企業等でアメリカ式の役職を使うことも多く日本国内でも珍しくはないですが、それでも例えばヴァイス・プレジデントって実際何なの?と思われる方は少なくないのではないかと思います。
これらの役職名はある程度の「こういうことやってる、こういうレベルの人」的な共通認識はあるものの、業界、業種、企業によって範囲の差はあります。また、日本は特にそうですが、年次・昇格等にまつわる政治的な理由でポストを無理に作り出すこともあって、外からは何だかよく分からないという役職も至る所に存在しますので、社内でどのような立場の人なのかはその人に聞くまで完全には分かり得ないというのが実情ではあります。
しかしながら、初めてコンタクトをする人はある程度の共通認識で当たりをつけるので、自社内の役職名を考える際や、営業を担当している場合に、こういった認識を把握しておく必要はあると思われます。
前置きが長くなりましたが、そろそろテクノロジーベンチャーの場合に話を移します。テクノロジーベンチャーにおいては当然テクノロジー関連のポストは重要なわけですが、その役職名や業務範囲が結構曖昧だなと感じることが結構あります。ベンチャーのステージやサイズ、国籍にもよりますが、CTOとVP of Engineeringという役職は本来かなり違うものであるにも関わらず、ごちゃまぜになってことが多く見受けられるのです。
では、CTOとVP of Engineeringの違いは何か?VCのBrad Feldのブログエントリーに中々的を射たものがありましたので引用します。
VP of Engineering: They are process / management gods (and goddesses) – totally focused on building and shipping products. Most of them are “medium technical” – strong enough to stand up to the engineers they manage, but not necessarily the best coders on the team….
In contrast, the great CTO’s [...]

投稿者: tech venture bu... 投稿日時: 2007年10月15日(月) 18:20