Santa Barbaraから約2時間のドライブでLAへ。旅行ガイドブックによれば、10時から開館というJapanese American National Museum(全米日系人博物館)に合わせるべく、101を飛ばしてきたが、着いてみれば、開館は11時からとのこと。それだったら、Oxnardからは海岸沿いを走るの1号線でゆっくり来たのに。近くのリトル・トーキョーをぶらぶらするが、以前も来ているので、特に目新しいものはなし。 Museumのロビーでうろうろしているとスタッフの人が開館10分前に入れてくれる。この博物館は、日系アメリカ人の歴史を、特に日系1世、2世が辿ってきた差別による排斥や太平洋戦争中の強制収容など苦難に満ちた側面にスポットを当て、アメリカの文化遺産として多くの人に認識してもらうことを目的としている。日系アメリカ人の概要、歴史はこちらを。19世紀末~20世紀初頭の日系移住者に関する資料、第2次大戦中に経験した強制収容所での暮らしの紹介、戦後のアメリカ社会で活躍する日系人などの紹介など。これはPictur Bride(写真花嫁)として渡米してきた女性たち。写真花嫁とは、当初出稼ぎとして渡米したが定住の意思を固めた男性と写真(と数通の文通?)だけを交換して結婚することを決めて渡米してきた女性たち。日系人というだけで政府の家宅捜査を受けている家族(と政府捜査員)。
日系博物館の後は、Los Angeles County Museum of Art(LACMA)へ。ビルディングが幾つかあり、それぞれじっくり見ていると1日かかりそうだったので、それぞれざっと見る。個人的には、Armason Buildingの中の中東、イスラム、東南アジアの美術遺産が目新しく印象的。日本の展示に特化した日本館というのもあり。その後、妻の要望でLAに進出しているというBook Off へ。ほとんどが日本語の書籍。当方、日本の英語版のコミック単行本を何冊か物色したが、残念ながら値段的に割安感がなかったので購入せず(通常$9くらいのものが$6くらいで販売)
夕食は、Book Off 同様、Torranceにある日系スーパーミツワ内のフードコートで。ここの山頭火のラーメン、アメリカで食べるラーメンとしては昨年サンノゼミツワの大北海道展で食べたすみれラーメン並みの美味しさ。また、ミツワTorrance店もアメリカの日系スーパーとしては私の知る限り、シアトルの宇和島屋以上の品揃えで一番である。
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