今日からしばらくクルーズ旅行で印象に残った出来事を記しておきます。かみさん曰く「こんなどうでも良い内容よりも、クルーズに行く人に有益な情報を書いた方が有益なんじゃない?」とのことですが、お役立ち情報は、後日まとめてアップすることにします。はい。
いよいよクルーズ初日。Orandoのホテルをチェックアウトし、一路、出発港のあるPort Canaveralを目指す。Port Canaveralまでの道のりは1時間程度で、道は平坦な熱帯雨林をほぼ東に一直線に進む。Porto Canaveralが近づくと、大きなクルーズ船が見えてくる。おおっ、あれに乗り込むのかーと気持ちが高まる。が、まずはPorto Canaveralのレンタカーオフィスにて車を返却し、送迎シャトルバスでディズニークルーズのターミナルへと連れていってもらう。レンタカーオフィスには続々、車を返却に来た人たちが到着。皆がクルーズ客なので、トランクから荷物を降ろして待合室へと向かう。
待合室では、ロイヤルカリビアンに乗る人はこっちで、ディズニークルーズはこっちにと振り分けられ、シャトルが来るのを待つ。待合室に入ったところで、ディズニークルーズ行きのシャトルが満員で出発。ほどなくして、バンがやってきて、ディズニークルーズ客はそれに乗るようにと指示される。バンはU-HAULの荷物車を牽引していて、大型荷物はすべてそちらに詰め込まれる。
ここからディズニークルーズのターミナルまでは距離にしてわずかだが、ターミナルに近づくと、全然車が進まなくなった。大渋滞。すぐ目の前に巨大なクルーズ船が鎮座していて気分は最高潮に盛り上がるのにそこに到達できないもどかしさ。バンの助手席に乗っていた乗客は、荷物がないので、ここで降りて歩いてターミナルに向かった(どうやら荷物と家族を先にターミナルに降ろして、彼単身で車返却に来ていた様子)。早くに受付を済ませて、ファンタジー号に乗り込みたい気持ちはあるが、我々は大量の荷物があるのでそうすることはできない。
ノロノロ運転のシャトルはようやくターミナルに到着。シャトルから荷物を下ろすと、鮮やかなオレンジ色の服に身を包んだポーターがやって来て、ドライバーが彼を紹介してくれる。ここでポーターに荷物を渡すと部屋に運んでくれるが、荷物が部屋に着くのは夕方になる。そのことは事前に知らされていたので、我々は夕方までに必要な荷物は手荷物にしておいた。部屋運んでもらうスーツケース2つには、あらかじめディズニークルーズから送られて来たタグを貼り付ける。酒類は手荷物として持ち込む必要があるため自分たちで運ぶが、24本入りペットボトルの水もタグを貼り付けて部屋まで運んでもらえるということなのでお任せした。
多くの乗客でごった返す中を、ターミナルの建物内へと進み、チェックインカウンターへ。ここでパスポートをはじめとする必要書類を見せて、家族4人の写真を撮り、4人それぞれに1枚ずつIDカードをもらう。このIDカードが客室のキーであり、乗船・下船時の身分証明になる。
その後、荷物検査を受けて、いよいよ乗船。午後1時には乗船できた。船内に入ると、そこは天井からシャンデリアが吊るされ、絨毯の敷かれたアトリウムで、白い制服姿のスタッフが両側に一列に並んでいる。名前を聞かれたので、応えると、「ぴろりんファミリー、ようこそ!」とマイクでアナウンスされ、スタッフが皆、拍手で迎えてくれる。なんだか、こっぱずかしい…
乗船して部屋に行くも良し、ランチを楽しむも良し、船内を探索するも良し。さて、何をしよう?と迷うところだが、僕は乗船後に真っ先にやることは前々から決めていた。それは、AquaDuck。
AquaDuckは、Fantasy号のプールエリアに設置された滑り台で、ゴムボートでチューブの中を進むアトラクション。なんでも、これが結構な人気で普段は長いこと待たされるが、航海初日なら午後2時頃までなら待たずに乗れると何かで読んだ。なので、水着を手荷物として詰め込んでおいたのだ。
船に乗り込んだら、かみさんは、船内アクティビティのことでゲストサービスに問い合わせる必要があった。また、僕は、まだ空いているであろうAquaDuckに乗りたいと思っていた。そこで、かみさんに提案し、僕とぴろ子はまっすぐにプールエリアに行くので、かみさんとぴろ太郎はゲストサービスに行ってからプールで合流しようと提案し、そうすることになった。
僕とぴろ子は、乗船してからまっすぐにプールエリアに行き、そこのトイレで水着に着替えた。そして、ビーチベッドを確保して手荷物バッグを置き、AquaDuckへ向かった。が、AquaDuckは準備中で、午後2時にはオープンするからとのこと。仕方ないので、少しの時間プールに入ってマッタリと過ごす。プール脇には、「本日、午後3時でプールはクローズします」なる案内が出ていて、3時でクローズなんて早くない?と疑問が沸いたが、そんなことはすぐに忘れ、2時ちょい前にAquaDuckに列が出来始めたので並ぶ。この時点で、並んでいる人数は7-8人程度。2時を少し回った頃にAquaDuckが再開され、スリリングなスライダーを楽しんだ。よっしゃ、クルーズ船で一番やりたかったことができた!
AquaDuckを終えてプールサイドに降りていくと、かみさんとストローラーに乗ったぴろ太郎もそこにやって来ていた。
かみさんに、日陰のビーチベッドを確保したよ~とその場所を伝えて、僕とぴろ子はもう一度AquaDuckに乗りに行った。2回目のAquaDuckを終えてビーチベッドへ戻ると、そこにはかみさんの姿は無く、僕のバッグもなかった。ストローラーを持って来ていたので、荷物は預かってくれたのだろう。多分、昼飯もまだなので、隣のバフェで食事しているか、または、部屋に行ったのだろう。いずれにせよ、すぐに会えるだろうと思いつつ、ぴろ子と僕は、フロリダの強い日差しの下でプールを満喫すべくミッキーやドナルドの形をしたプールを楽しみつつ、かみさんたちの姿を探す。
※ミッキープール。写真はまだ混雑前の状態。洋上日などは芋洗状態になる。
さて、そろそろお腹も空いて来たし、かみさんたちと合流しなくては…。と、周辺を探すがかみさんの姿がない。バフェ内にも姿が見えない。そうこうしているうちに3時になりプールがクローズする時間になり、プールから出された。ところで、プールのクローズって何をするのだろう?と思っていたら、プールの両側から、巨大な板が出て来て、プールをすっぽり覆ってしまった。パッと見、そこは甲板で、その上は歩くことができ、その下にプールがあるなんて想像できない。
バフェに入ると、バフェも閉店準備をしはじめていたので、慌てて残ったピザを手に取り、それをぴろ子とシェアする。
さぁて、その辺にいると思っていたかみさんは見つけられず、困ったことに僕の手荷物も見当たらない。多分、かみさんが部屋に持って帰ってくれたと思うのだが、着替えも、部屋のキーもそのバッグに入っているため、部屋にアクセスできない。と言う以前に、自分の部屋番号も分からない!(カードキーにも部屋番号は記載されていない)。ただ、少なくとも部屋が10階なのは分かっているので、10階に行ってみた。が、船内はクーラーがガンガンにきいていて、水着姿の僕たちにはめちゃくちゃ寒い上、部屋数がものすごく多く、到底我々の部屋がどこにあるか見つけることは不可能。
そこで、3階に降りてゲストサービスへ行き、「迷子になった上、カードキーもない!」と事情を説明。すると、その場で、新規カードを即時発行してくれた上、部屋番号も教えてくれた。
やったー、これで部屋に戻って着替えられる!と思いきや、ゲストサービスのスタッフから、「今から避難訓練が始まるので、デッキNへ直行してください」とのこと。え、僕たち、水着なのにこのまま行けと言うの?と聞いたら、「あと5分で避難訓練開始ですので、デッキNへ直行してください」とのこと。
実は、乗船初日の午後4時から、乗客が全員参加の避難訓練があることは聞いていた。こっそり抜け出しても問題ないんじゃないかな…なんて思っていたんだが、そうもいかない様子。仕方ないので、ぴろ子と二人で水着のまま避難訓練場所に向かった。きっとかみさん達もそこで合流できるでしょう。
避難訓練場所はすでに多くの人が集まっていた。ところが、かみさんたちはそこにいない。ほどなくして、避難訓練が開始。はじめに、点呼が行われ、どの部屋の人が何人参加しているかチェックされた。僕たちの部屋は、総勢4人なのに2人しかおらず、スタッフが、「後の二人は?」と聞くので、"I don't know" と答えたら、周りから失笑が…。
そして、避難方法等の説明がはじまった頃、かみさんがぴろ太郎とやって来た!
いったい何があったんだろう!(と、かみさん達も思っていたことでしょう)と事情を聞いてみたところ、プールエリアでぴろ太郎が昼寝してしまったので僕の手荷物を持って部屋に戻っていたのだそう。かみさんはバッグの中にルームキーが無かったので、僕がルームキーを持ってプールに入っていると思い、荷物を持って帰ってくれた。が、実際には、バッグの中にルームキーが入っていた(タブレットのカバーと本体の間に挟まっていた)。部屋では、ぴろ太郎が寝てしまったがために避難訓練にも参加が遅れたとのこと。
何はともあれ、無事に合流できて良かった~。
避難訓練終了後は部屋に戻って着替えた。気づくと、船は出航しており、岸壁にいる人たちが手を振ってくれていた。行って来まーす!と僕も手を振り返す。ちなみに、僕たちの部屋は10階で、バルコニーがある。
そして、5時45分にはディナータイムなので、指定のレストランへと向かう。
ディナーは5時45分か、8時半の2交代制で、どちらかを選ぶ必要がある。どちらにするか悩ましいところだが、小さい子供がいることもあって、5時45分を選択していた。
メインダイニングは3つあり、その3つをローテーションで回る(そのローテーション順序は決められている)。クルーズの食事だけにそれほど期待していなかったが、レストランは前菜、スープやサラダ、メイン、デザートとコースになっており、それぞれのセクションから自分の好きなものを選択できる。メインもビーフ、魚、ロブスター等々、バラエティに富んでいて、しかも期待以上に美味しかった。
我々のテーブルを担当してくれたウェイターはジャマイカ人で、癖のある早口英語が何を言っているのかよく聞き取れなかったが、我々を楽しませようとしてくれていたのはよく分かった。今後の食事は、すべて同じウエイターが担当してくれる(彼らも僕らと同じようにローテーションする)。
食事のあとは、ディズニーキャラクターたちと記念撮影したり、シアターでミュージカルを見たりと、やることは多々。
子供達はミッキーをはじめとするすべてのキャラクターたちからサインを貰っていた。
この写真は、船内の専属カメラマンに撮って貰ったもの。船内には、専属カメラマンがガンガン撮影してくれて、後で全てまとめて購入できるので、おすすめ。
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