8月12日にリニューアルオープンしたTransbay Transit Center(通称 Salesforce Transit Center)に通勤前にちょっと立ち寄ってみました。
Transbay Transit Centerとは、端的に言うならバスターミナルで、リニューアルオープンしたのとほぼ同じ場所に昔からありました。旧施設が老朽化したため8年の歳月をかけて作り変えられたのだそうです。自分の記憶が正しければ、以前のTransbay Transit CenterはSamTrans(San MateoとSan Franciscoを結ぶバス路線)を1度か2度利用した際に降り立ったことがありますが、あまり雰囲気の良いエリアではなかったような記憶があります。新しい施設は、旧施設とほぼ同じ場所にあるとのことですが、施設を取り囲む周辺の様子は以前とは様変わりしていて、なんだか狐につままれたような気分。
建物は現代建築の粋を集めたような作り…なのかどうかは分かりませんが、それっぽいです(いい加減ですいません)。
※写真は会社支給のiPhone8 Plus で撮影したのですが、iPhoneで見ると綺麗なのに、こうしてblogにあげると画質が粗くなってしまいます。画像フォーマットを変更することに起因するのかな?
中に入ると広々とした空間があって、長い(と言っても永田町駅のよりは短いが)エレベータで上階へ。
バスターミナルはこんな感じで、ずらっと停留所が数多く並んでいます。今のところ、マリンカウンティとSan Franciscoを結ぶACトランジットやSamTransがメインで乗り入れている様子ですが、将来はBARTのエンバーカデロ駅や、CalTrainの新駅(現在、新しい駅が工事中)と直結したり、更なる将来は高速鉄道の終着駅になるようです(カリフォルニア高速鉄道が実現されればの話)。
屋上は緑地になっています。
植えられた木々は、世界の地中海性気候区域に生息する木々を集めたようで、ベイエリアの植物(レッドウッドなど)や、南米チリ、地中海沿岸、南アフリカ、オーストラリア南部などのエリアが植樹されていました。言い方を変えれば、乾燥に強い植物を選んだのでしょうね。
噴水は、真下をバスが走ると噴き出す仕組みになっているそうです。
すぐ近くを走る高速道路の80号線から、バス専用レーンで直接ターミナルに乗り入れができるようになっています。
バスターミナルとしての必要最低限な機能はすでに備わっていますが、まだ一部は工事中でちょっとさみしい感じがしなくもありません。そのうち、色々な商業施設もオープンするのでしょうね。
この界隈はどんどん新しい高層ビルが出来ていて、僕がSan Franciscoに住んでいた10年前とは様変りしてしまいました。浦島太郎になった気分。San Franciscoで一番高いセールスフォースタワーはじめいくつかのビルとこの緑地のある屋上が直結しています。そして、何よりも驚いたのは、この界隈には有名なIT企業がいくつも集まっているのですね。コミュニケーションツールを提供してするSlack、インスタグラム、LinkedIn、セールスフォース、不動産情報を提供するTrulia ...
Transbay Transit Center のウェブサイト https://tjpa.org/にこの施設の工事中の空撮動画がありますが、周りに多数の高層ビル計画があるかよく分かります。
たかだか人口80万人の小さな街と思っていたSan Franciscoですが、ここ数年でその雰囲氣は大きく様変わりしています。
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