逢いたくて、君に逢いたくて、

君に逢うために、遠くまで車を走らせたのに、そんな日に限って君はそこにいない。

君は僕のことを気にもしていないんだ、君のことを忘れた方がいいのかもね。

君のことを忘れるために、違うことを考えて、君への想いを僕の脳裏から追い出す。

すると君は、ようやく君のことを忘れてかけてきた矢先に、突然に僕の前に姿を現す。子猫のように無邪気な顔で、何事もなかったかのように僕のことをじっと見る。

どうして君は、僕の心をかき乱すの?

また僕の心は、君のことで一杯になる。

San Joseミツワの棚に並ぶハートチップル。

君を求めてお店に行くと、いつも君は売り切れている。

先月末はそこにいたのに、

その翌週は空っぽ。

その次の週も空っぽ。

もう入荷しないのかなぁ。ハートチップルは諦めて違うスナックにしよう。

なんて思った矢先に、

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君は僕の前に姿を現す。

小学生の頃に、思いを寄せていた東京から引っ越してきた女の子。バスケが上手で明るくてクラスの男の子から人気があって、そして、時折思わせぶりな言葉を僕にかけてきた。

クラスメイトの男の子だれもがそうであったように、僕も彼女に好意を持ったけれど、こちらから近寄ると、するりと離れて行く。やっぱり僕なんて相手にされないのかな?と、こちらも距離を置くと、なぜか近寄って話しかけてくる。

今思うと、ちやほやされるのが好きな小悪魔的な女の子だったのかな。

でも、もう僕はSan Joseミツワのハートチップルにはもう惑わされない。

何故って…

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投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2018年6月7日(木) 23:02