6月に部署異動があり、僕はSan Joseオフィスに籍を置くチームに移りました。ただ、同じチームのメンバーの多くがwork@homeや、飛行機で行かないと行けないような都市からのリモートワーカーなので、僕は今まで同様にHQ(=Headquarter 本社)で仕事をして、週に一度程度、San Joseオフィスに出向いてミーティングに参加しています。
そのミーティングが11amからスタートの1~2時間程度で終わるので、渋滞に巻き込まれることはなく、かつ、HQに戻る途中にサウスベイにてランチすることができるようになりました。これはちょっと嬉しい。わーい!
と、いう訳で、ミーティング後のランチが最近の楽しみのひとつに。先週のミーティングは1時過ぎに終わったので、HQに戻る途中でCupertinoのくら寿司に寄ってみました。ここ、オープン当初から行ってみたいと思っていたのに物凄い待ち行列との話で行くのをためらっていました。が、オープンからもうだいぶ日も経つし、この日はランチピークも過ぎていたので、足を運んでみたら、なんと6分待ちとのこと!なら待ちますよ~。
くら寿司に行ってまずびっくりしたのは、ウエイティングリストが手書きじゃなくてIT化されていたこと。入口にあるこの端末に現在の待ち時間が表示されています。
ここに、自分の名前、携帯電話番号、希望する席(カウンター、テーブル、どっちでも)を登録します。登録すると、自分の待ち番号が表示されます(後で店員が、「○番でお待ちの方~」のように番号で呼び出します)。
登録をすると、まず、ウエイティングリスト登録が完了したという旨のSMSメッセージが届きます。そして、自分の番が近づくと、もうすぐあなたの番なので店の前で待つようにとのSMSメッセージが届きます。そして、自分の番になると、店員が「○番の方~」と番号を読み上げて店内に誘導するという仕組みです。
さあ、僕の番になりました。カウンター席に案内されます。
カウンター席には、一般的な回転寿司のようにぐるぐると寿司が回っていますが、ベルトコンベアは上下2段になっていて、下のベルトコンベアでは寿司が回っていますが、上のベルトコンベアは基本何も乗っていません。
そして、目の前には、オーダー端末が設置されています。
これを使って、自分の食べたい寿司を注文することができます。
表示言語も、英語、日本語、中国語から選ぶことができ、オーダーはとても簡単。また今までオーダーしたものの履歴や、オーダーしたけれどまだ運ばれていないものも簡単に確認できます。
オーダー端末を通してオーダーした寿司は、上のベルトコンベアを使って運ばれてきます。オーダーしたものが準備できると、「もうすぐオーダーしたものが届きます」との音声が流れ、上のベルトコンベアにて、それが運ばれてきます。味噌汁も汁がこぼれないようにがっちりロックされてベルトコンベアで運ばれてきました。どういう訳か、この「オーダーしたものが届きます」との音声案内は日本語のみのようです。
寿司は基本どれも一皿 2カンで$2.50と格安です。高価なネタは一皿1カンだったりします。
※Kula Sushiのホームページ見ると、一皿$2.25となっていますが、Cupertino店では$2.50でした
寿司のお味はと言うと、まぁ不味くはないけれど、寿司としての完成度は低いですよね。安いだけのことはあって、値段相応と言ったところでしょうか。同じ回転寿司でも、Milpitusの寿司まるの方がよっぽど美味しい(比べちゃいけませんね)。
シャリが柔らかくて、箸でつかむとそのままボロッと崩れるなんてことはザラでした。寿司ネタは、思ったよりは悪くなかったかな。ただ、naotojさん曰く、寿司が以前よりも小さくなったとのこと。
食べ終わったグリーンのお皿は、こちらにドロップします。
そして、皿5枚ドロップすると、モニターにショートムービーが流れます。
ショートムービーの内容は、可愛らしい侍(?)のキャラクタが敵が現れたから皿をもっと入れて退治しよう!といった内容でした。
確か、これってガチャガチャみたいな景品がもらえるはず… オーダー用端末の後ろに赤いボールが並んでいるから、これが出てくるのかな?
あと5皿入れたらもらえるのかな?と次の5皿を投入してみたが、また違う敵が現れた、皿をもっと入れて~とのこと。
うーん、もうお腹いっぱいなんだけど、ここまで来たらあと5皿頑張ってみる!
と、15皿食べたところで、
景品が出たよ~
これ、びっくらポンと言うそうで、日本のくら寿司だと5皿ごとにルーレットが回り、そこで当たりが出ると景品がもらえるのだそう(ハズレもある)。アメリカでは射幸心をあおるとかの理由で抽選ができなかったとかで、15皿で必ず景品という仕組みになったと耳にしたことがあります。
びっくらポンも出来たので、これで気兼ねなく店を出られる~とチェックをお願いしました(会計もボタンを押すとウエイトパーソンがやってきて伝票をもってくる)。
ここまで人件費削減しているなら、いっそ、支払も席で済ませる仕組みにしちゃえば良かったのにね。クレジットカード端末をオーダー端末につければ、スタッフ呼ばずに会計も完了できたのに(ハンバーガーレストランのRed Robinはそうなっている)。
で、伝票を見たらこっちがびっくらポン! 回転寿司なのに、$50近くもしているではないか~。
確かに、15皿も食べたらそうなるよね…味噌汁なんかもオーダーしたし。あと、お茶もチャージされていることを発見。
今回は、びっくらポンの誘惑に負けて最後5皿は無理して食べたけど、次回は寿司じゃないメニューに挑戦してみたいところ。うどん、丼もの、ラーメンなんかもあって、いずれも$6弱とお値段控えめ。
次回は家族で来たいけれど、週末はまだ混雑しているのでしょうね。子供は喜びそうなのだけれど。
ちなみに、びっくらポンの中身は、ゴム製の寿司のオモチャでした。
くら寿司
19600 Vallco Pkwy
Ste 160
Cupertino, CA 95014
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