今日のランチに、比較的最近オープンした某寿司屋に行ってみました。食べたのはランチボックスで、自分の好きな2品を選べるもの。

特に可もなく不可もなくでしたが、ちょっと面白いなと思ったのが支払時。最初にテーブルに持ってきた伝票がこちら(店名は意図的に隠しました)。

1st

ちょっと左側が切れてしまいましたが、「現金払いなら5%割引します」と書かれています。

この日、手持ちの現金があったので、現金で払ってみました。すると、お釣りと一緒に次の伝票が戻ってきました。

2nd

5%割引した金額が表示され、釣銭も明記されています。
伝票の一番下に記載されたチップの推奨額も、5%値引き後の額で計算されなおしています(ちなみに、この店は税前の額に対してチップ推奨額を計算しているので好印象。最近、ご丁寧に、伝票にチップ推奨額を書いてくる店が多いですが、税込の合計額に対して、18%や20%で計算してくる店が多いんですよね… 金額すれば微々たる違いですが、その店の姿勢を疑ってしまいます)。

当然ながら、この店ではクレジットカードでの支払いもできます。

皆さんご存じな通り、飲食業界ではクレジットカードで決済されるよりも、現金決済の方が喜ばれるようです。というのも、現金決済だと、クレジットカード会社に手数料を払わなくて良いという点に加えて、売上を誤魔化せるから(いわゆる脱税ですね)。そして、不法労働者(日本人留学生なども該当)を雇っていたとしても、売上を誤魔化して給与を払える…というメリットがあるようです。あ、以上はあくまで風の噂で、その筋の人から聞いたとかいう訳ではありません。噂なので間違っているかもしれません。

と、いう訳で、現金払い客に特典を与える行為は、もっとあちこちで目にしても良いように思えるのですが、ほとんど目にしません。というのは、カード会社とお店との契約に於いて、現金客とカード客を差別化してはいけないという規約があるためなようです。

一例として、三井住友カードの加盟店規約を見てみますと、その中に、

加盟店は、有効なカードを提示した会員に対して、商品の販売代金ならびにサービス提供代金について手数料等を上乗せする等現金客と異なる代金の請求をすること、およびカードの円滑な使用を妨げる何らの制限をも加えないものとします。

とあります。

「カード客に手数料を上乗せ」するのではなく、「現金客に値引きする」というのなら許される…なんてことには、ならないですよねぇ。

しかし、カード手数料を客に上乗せするのかどうかなんて、お店に委ねてしまえば良いのにと思います。実際、オーストラリアをはじめとするいくつかの国ではそれが許されているようです(日本やアメリカはダメ)。

と、いう僕も、より多くポイントの溜まるカードで、できるだけ支払をするように心がけているのですが。

さて、このお店の現金5% offサービスはいつまで続くのかな…。寿司屋ながら、居酒屋系メニューも充実していたので、一度飲みに行ってみたいかも(そして、キャッシュで払って5% off になったら、気分的に嬉しい!?)。

投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2017年5月24日(水) 23:38