先週末、今シーズン初めてのスキーに行ってきました。行き先はTahoe Donnerスキー場で、金曜日の午後半休を取り、午後3時に家を出まして、予約してあったTruckeeのロッジへと向かいました。しかし、この週末はストームがカリフォルニアにやってきていまして、道路情報は、「必要なければシエラ越えは止めとけ、もし、どうしても行くなら、数時間車中にとじこめられる準備をしておくように」とのこと。金曜日の午前に何度か80号線の様子が眺められるライブウェブカムの様子を見てみましたが、道路はかろうじて轍が確認できるものの、結構な量の雪に覆われている状態でした。その日の午後3時に、無事到着できるのか…と心配しながらの出発しました。
先発隊の友人らから、「San Franciscoから80号線でSacramentoに向かっているが渋滞がひどい」との連絡をいただいていたので、僕たちは、サンマテオブリッジを渡って、580を東に向かい、5号線を北上してSacramentoに向かうルートを選択しました。
が、この日はただでさえ渋滞するであろう金曜夕方に加えて、ベイエリアはバケツをひっくり返したような大雨が降り、580も渋滞していました。途中、ぴろ太郎の授乳休憩を一度取って、午後8時頃、シエラネバダ山麓に入ったColfaxの街で夕食となりました。実にココまで5時間です(休憩含む)。渋滞が無ければ、もうとっくにスキー場についている時間です。
この時点で、80号線沿いのスキー場Borealの2~3mile程度手前にあるKingvaleからチェーン規制が入っていることは分かっていましたが、先発隊から連絡あり、彼らはまだKingvale手前ながら、ものすごい渋滞していて全然進まないとの連絡がありました。
そして、ほどなくして我々もその渋滞にはまるのでした。
Kingvaleの8mile程度手前のCiscoあたりから、車はほとんど動かなくなり、止まってはちょいと進んでまた止まる…というような徒歩程度の速度になりました。
そして、ここも土砂降りの雨。せめてもの幸いだったのは、気温がシエラネバダ山中に入っても零下にならず、雨だったことでしょうか。もし気温が低くてこの調子で雪が降られたとしたら、80号線は間違いなく閉鎖されていたことでしょう。
ゆっくりゆっくりと車は進み、チェーン規制区間が近づくにつれて、路肩でチェーンを付け出す車が増えてきました。僕たちの車は4WDでしたがタイヤはノーマルタイヤでスノータイヤではありません。ひょっとしたら、このままチェックポイントを通過できるかなとは思うものの、やはり安全を考えて、Kingvaleのチェーンチェックポイントすぐ手前にてチェーンをつけることにしました。
ちなみに、私、長野市に住んでいたことがあるので、雪道の運転はそこそこ経験アリです。
タイヤチェーンは去年買っておいたものがあるので、それをはじめて装着します(去年は使わずに済んだ)。一番安いチェーンながら、自分の使い慣れたチェーンと多少違いがあるため、装着に手間取り、ここで45分程度時間を費やすことに(この間、ぴろ太郎に授乳)。
チェーン装着して、チェックポイントを通過したら車の流れはスムースになりました。が、当然のことながら、チェーンをつけているため低速ドライブです。
この日のチェーン規制はKingvaleからTruckeeまでの20km足らずでしたが、その手前の渋滞が酷かった…
結局、宿についたのは午前1時。家を出てから実に10時間後に到着です(休憩やチェーン装着時間含む)。疲れた~。
さて、翌日の土曜日です。
かみさんはぴろ太郎の面倒を見るため宿に残り、僕たちはTahoe Donnerのスキー場に行きました。昨晩遅かったこともあり、スキー場に到着したのは午後1時前。この日の午後1時から子供たちはスキーレッスンに入れることになっていたので、子供たちはスキー場到着後すぐにレッスンに預けまして、大人たちはスキーを楽しむことになりました。
スキー場は強風で降雪していたため見通しが悪く、あまり良いコンディションではありません。
さて、私がこの日2本目を滑っていたときの出来事です。
それほど斜度のきつくない中級者コースで左のスキーが雪に突き刺さって転倒してしまいました。
このとき、バインディングは外れず、左の膝を捻ってしまいました。その際、左膝の中で何かが「パチン!」とはじけたような感覚を覚えました。生まれてはじめての経験で冷や汗が流れます。そういえば、アキレス腱が切れるときってブチッって音が聞こえるっていうよねぇ...そういうのが起きちゃったのかなーって考えたり。
左足に体重をかけて足を捻ると、骨と骨がずれるような感覚があり、立っていられません。
なんとか、右足一本でスイッチバックするようにして下まで滑り、それ以降はスキーをしませんでした。
ベイエリア帰宅後、膝専門の整形外科医のアポが取れたので5日後に診てもらいました。結果、異常なしとのことでほっと一安心。医療関係に携わる友人らから、靭帯を損傷した可能性もあるので早くに医療機関を受診するように薦められており、手術になるような事態も想定していただけにほっと一安心です。
転倒時に「パチン」とはじけた感覚が何かは医師も分からないと言っていましたが、半月版がちょっとずれたりしたのかも…とのこと。
まだ左足は完璧ではなく、鈍い痛みが残っていますが、どうやら打撲か何かの痛みなのかなと思えるようになってきました。
しかし、結果、何事もなかったとは言え、ひょっとすると最悪の事態にもなっていたと思うとぞっとします。更に、転倒は防げなかったとしても、ビンディングからブーツが外れていれば万一怪我したとしても軽度で済んだはずです。
実は、昔、コブ斜面に挑んでいた時期があり、その際、スキーが取れないようにビンディングの解放値を上げていました。
その後、ビンディングの解放値を下げることをせず、そのままにしてしまっていました。時は流れ、足腰は弱くなり、体重は増えていったのに、解放値は高いまま。
最悪な事態は免れたとはいえ、こういった怠惰な要因により、大怪我する可能性があったことを考えると、今後は安全面を考えていろいろなことに取り組まないといけないなと痛感するのでした。
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