Santa Cruzの隣にあるCapitolaという街が、かわいらしくて素敵だと耳にしたのはもう10年近く前のこと。なのに、なかなか足を運ぶチャンスがありませんでした。でも、今回、イチゴ狩りの帰りに立ち寄ってみることにしました。
Capitolaはビーチタウンで、砂浜の広がる浜辺にカラフルな店が軒を連ねています。ビーチタウンと言えば、サンタモニカに代表される南カリフォルニアの街がなんとなくイメージされますが、Capitolaはそこまで垢抜けておらず(というか、ぜんぜん垢抜けていない)、なんとなくがんばっているけれど、ひなびた感が満載で、個人的には気に入りました。
通りに沿って、レストランやバー、カフェが軒を連ねていますが、店の向こう側はビーチです。
生バンドが演奏しているバーでは、やや年配のおばちゃんらが大勢踊っていました。
せっかくなので、カフェに立ち寄ってみました。この界隈にはスターバックスをはじめとする大手フランチャイズの店舗は見られませんでした。
カフェの店内は、古ぼけたテーブルとくたびれたソファーが並べられていました。壁にはローカルの画家が描いたものと思われる絵が飾られ、洗練された都会的雰囲気はまったくなく、レトロ調でゆったりと時が流れているような店内でした。
客層の多くは学生と思われる若者らで、いくつかのグループが思い思いに談笑していました。
Capitolaのビーチ。沖にはケルプらしきものが見えたので、「ウニ、取れるんじゃないか?」とそんな話題で盛り上がる・・。このビーチに面したレストランのテラス席もなかなか快適そうでした。
カラフルな壁面のホテル。残念ながら、撮影したのが夕方だったため、壁面は影となってしまい、その鮮やかな色彩がいまひとつ感じられませんが、きっと午前中であれば、鮮やかさがひときわ際立ったことでしょう。いつか泊まってみたいような。
Santa Cruzは、かつてのヒッピーたちが移り住んできた町だと聞いたことがありますが、まさにCapitolaもそういう人たちによってつくられた街なのでしょうね。時間はのんびりと流れ、人々は思い思いに楽しむ・・そんな空気を感じました。
とは言っても、自分たちは1時間弱しか滞在していないのですが。でも、また今度ゆっくりと遊びに来たいと十分に思わせる街であることは確かでした。
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