僕の勤務先が提供する健康保険は、いわゆるカフェテリア方式で、自分で好きな健康保険のタイプやその内容を細かく選ぶことができる。
そのなかに、VSP Vision Planというのがある。Visionという名前からも分かるように、これはメガネやコンタクトレンズに関する保険で、年に一度、目のチェックアップが受けられ、メガネやコンタクトレンズを作る際に一定額をカバーしてくれるというもの。保険のカバー額によって、Vision1とVision2という2タイプがあり、Vision2はVision1の倍額をカバーする。
僕はVision1に加入している。
ちなみに、Vision1に入ると、単身者の場合で月に$8、ファミリーの場合で月に$16が給与から天引きされる。が、(ウチの場合)会社がクレジットとして、月に$14を出してくれるので、実質、毎月$2を払うことでVision1に加入できることになる。
年間$24の支払いで、かみさんと僕は、毎年、目のチェックアップを受けることができ、メガネやコンタクトを(比較的)安い自己負担で買えるというシロモノなので、結構重宝している。
さて、そんなVSPですが、当然、メガネをつくるには、そのVSPと提携しているメガネ屋で購入しないと保険適用率が低くなってしまう。以前、レビューの高かったSan Mateoのダウンタウンにあるメガネ屋で度入りのサングラスを購入したことがあった。当然、そこはVSPと提携しているのだけれど、確か、保険なしでトータル$300くらいして、$150くらい自腹で払ったよな・・、と、そんな記憶があったけど、その時のブログ記事が見つかって唖然としてしまいました・・・
自腹で$234 も払っているじゃないですか。
ありえない~。更に出来上がりまで、2-3週間もかかっているし。
メガネなんて、毎年作る必要もないので、そのクソ高いメガネを作った後は、毎年、VSPでワンデイタイプのコンタクトレンズを購入していました。が、コンタクトレンズ、あまりつけないんですよね。
コンタクトするのは、スキーに行くとき、サーフィンするとき、アワビダイビングに行くとき、混浴温泉に行くときくらい。スキーなんて、もう数年も行ってないし、サーフィンなんて、人生で2回しか行ってないし、アワビダイビングも年に数回。なので、コンタクトレンズも全然減らない・・。
という訳で、コンタクトレンズの在庫が溜まる一方なのです。
話は昨年11月のこと。2014年も残すところあとわずかとなり、例によって、毎年一度通っているオプトメトリーからダイレクトメールが届きました。曰く、「あんた、まだ今年のVSP使ってないでしょ!このままだと無駄に無くなるから、ウチ来て検眼してメガネでもコンタクトでも買って行きな。」だそうで。
そこで、そのオプトメトリーにアポを入れて、まずは検眼してもらいました。
検眼してもらったあとで、VSPの保険どうする?とスタッフに聞かれました。そこで、去年と同じように、保険でカバーできる範囲でワンデイのコンタクトレンズを買いたい・・と伝えたところ、「それじゃ、検眼のアポを取り直してください」とのこと。
えっ、どういうこと!?だって、今検眼したばっかりでしょ!
って聞いたら、意外な答えが。
実はこのオプトメトリー、先生が最近変わったんです。その先生の方針として、メガネ用の検眼と、コンタクト用の検眼を別にしているのだそう。で、僕が今日受けたのはメガネ用の検眼なのだそう。うーん、一昨年まではそんな区分けなくて、一度検眼すれば、メガネとコンタクト両方のプレスクリプション出してくれたのに、そうじゃなくなったのだそうで。
とりあえず、コンタクト用の検眼のアポを入れて、その日は帰宅しました。
その翌日、ふと思い出したことがありました。風の噂で、日本でメガネを買ってもVSPでカバーされると聞いたことがあるのです。これ以上、コンタクトを増やしても意味ないし、12月に日本に一時帰国するから、ダメもとで、日本でメガネを買ってVSPに保険請求してみようと決めました(よってコンタクト用の検眼はキャンセル)。
2014年12月、日本に一時帰国した際に、眼鏡市場で眼鏡を新調し、そのレシートをVSPに送ってみました。
すると、びっくり! 期待していませんでしたが、なんとチェックが送られてきました。
こちらはそのチェックに添えられていたステイトメントの内容。
購入したのは、$160の眼鏡ですが、$90が保険でカバーされて、そのチェックが送られてきました。
やった~
もちろん、眼鏡市場から貰ったレシートなんて、普通の日本語のレシートです(コンビニでもらうようなレシート)。単に、店名や連絡先に続いて、
「メガネ SLV-503 19200円 」
と購入品目と金額が書かれ、その次に合計が書かれているようなシロモノ。
当然、VSPのサイトには、当然海外で購入した眼鏡に関して保険が有効かどうかなんて書いてありません。また、保険のクレームするには、VSPのサイトからオンラインでクレーム入力する必要があるのですが(オンラインで入力し、それを印刷したものをレシートと共に送る必要がある)、購入店の住所や電話番号の入力欄があるのですが、それらはアメリカの住所・電話番号しか受け付けないようになっています。仕方ないので、とりあえず自宅の連絡先を入力しておきました。
参考までに、僕は次のドキュメントを封筒に入れて、指定された住所に送付しました。
- VSPのフォームを印刷したものに、手書きで店の住所と電話番号に書き直した(書き直した理由を添えた)
- 眼鏡市場のレシート
- 眼鏡市場のレシートを拡大コピーし、一文ずつ英訳したものを併記(金額に関してはクレジットカードのチャージからその日のレートでドル建てに計算しなおした)
- 翻訳が正しいことを示す誓約書(ネットでサンプルを探してきて、自分のサインをつけただけ)
- 日本でメガネ買ったんで、保険でカバーしてちょうだいと書いたレター
日本のメガネって、検眼・フレーム・レンズがセットになって金額が記載されているケースが多いですよね。
VSPでは、保険でカバーできる上限が、フレーム、レンズそれぞれ設定されていますので、フレームとレンズそれぞれの金額を記載する必要があります。自分の場合、適当に分けました。ちなみに、レンズにもいろいろなオプションがあるので、うまくすれば、もっと保険が下りたのかも知れません。どなたか、ノウハウお持ちの方おりましたら、情報お待ちしています。
というわけで、次回からは、日本で眼鏡を作って、VSPに請求することにします(今年も一時帰国できるかは不明だが・・)
やっぱり、眼鏡を買うなら、早くて、安くて、品数も多い、日本で買うのが一番ですよねー。顔のデカイ自分には日本のフレームの方が合うってのも大きな理由ですが。
しかし、なぜ、アメリカで買うメガネはこんなにも高くて、時間もかかるのでしょう。アメリカのメガネの方がモノが良いなんて話も聞きますが、実際どうなんでしょう? 個人的には、日本のメガネチェーンがベイエリアに来たら嬉しいのにと思っていたんですが、なんとびっくり! 来るんだそうです。
JINSがサンフランシスコに上陸するのだそうです
知り合いから、そう聞きました。いつ頃オープン予定かは知りませんが、店舗の場所などは決まったみたいですし、そう遠くないうちにオープンするかと思います。
ちなみに、ワタシ、JINSって初めて聞きました・・。そんなメガネ屋あったんですね。
JINSがオープンした暁には、ベイエリアのメガネ屋が淘汰されちゃうんじゃないでしょうか。できることなら、VSPがJINSでも使えるといいんだけど。
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