2年ぶりに中国出張に出ました。
いつものように、サンフランシスコから北京、天津、上海と移動し、その後日本に立ち寄るパターンです。

中国に来ると毎回なんだかんだとあるわけですが、今回も二つほど話の種ができました。まずは天津から上海への国内線に乗るときの手荷物検査。今回荷物はキャリーオンで移動しましたが、天津空港のセキュリティで非常に細かい検査が行われていました。

おくさまからの指令により運んでいた、Trader Joe's`の小さな瓶詰めガーリックパウダーが引っかかりました。サンフランシスコ空港では素通りで、液体じゃないし問題ないだろうと思っていましたが、表示が英語しかなく、爆発物かも知れないとの疑いを持たれたのでした。いっしょにいた中国出身の同僚が説明してくれたのですが、検査官はまったく聞く耳持たず。何となくにおいもするんですけどww。

何やら機械があるところまで連れて行かれ、検査の結果戻してもらえましたが、ちょっとびっくり。上記の同僚は缶入りのお茶っ葉が引っかかっていました。私ももうひとりの同行者も同じものを持ってたんですけどww。

後でわかったのですが、その日の行き先の上海で、ロシアを含む数10カ国の首脳が集まる会議が行われていたそうで、そのためにいつもより念入りに検査が行われていたようです。プーチン大統領も来ていたそうです。その日の上海市内は交通規制もずいぶんされていました。

私はもうひとつ、携帯充電用のポータブルバッテリーも取り出されました。これも無事戻してもらえましたが。

写真は夜の上海の町並みです。心配されたエアクオリティですが、私たちがいた間は思っていたよりクリーンでした。

次は中国での予定を終えて日本に移動する日、Pudong空港で。予定時間ぴったりにボーディングが始まり、ささっと乗り終わってドアクローズまでは大変順調でした。ところがそこからいつまでたっても動き出しません。管制から出発の許可が出ないとのこと。理由がわからないまま1時間半ほど待機。

上記の会議があったので、どこかの大統領の飛行機を出すために民間機をいったん止めていたのかと思いました。ところが次のアナウンスでは、軍事練習の関係で離陸が止められていたとのことで、30分後には出発できそうとのこと。

私は上海から出発するのは3回目なので、これがよくあることなのかどうかわかりませんが、ちょっとびっくり。いやだいぶびっくり。軍事練習であの大きな上海空港(PVG)を2時間以上も封鎖するなんて・・・。

定時にボーディングさせて、その後機内で2時間缶詰めなんて、だったらそもそも乗せるなといいたくもなりますが、きっとボーディングには管制の許可はいらないのでしょうね。

この便は日本のエアラインだったし、仮説としては他にも思いつくことはありますが、それはともかく、成田でアメリカ方面への便に乗り換えるお客さんもたくさんいたようで、ちょっと殺気立っている人もおいででした。

28日にアメリカに帰ります。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2014年5月23日(金) 06:03