ご存知のように、サンフランシスコには日本国の領事館が置かれています。
サンフランシスコの領事館は、米国に開設された日本の在外公館の中で最も歴史が古く、 1870年に領事館としての活動が開始されたそうです。

そして、その総領事が住んでいるのが総領事公邸。サンフランシスコの長高級住宅地、パシフィックハイツの一角にあるマンション(お屋敷)で、100年以上前に建てられた歴史あるマンションです。

そんな総領事公邸でのパーチーに忍び込めるというなんとも嬉しいお誘いをいただき、二つ返事で参加させていただきました。

総領事公邸は、VallejoとDivisaderoの角に建つ白亜の洋館です。パーチー開始は午後6時半。1月の6時半はもう真っ暗ですので、建物外観を写真に収めようとしていたものの無理でした。というか、現地到着したのがパーチー開始直前とあって、そんな余裕はなかったというのが正直なところ。なので、Google Street Viewから拝借。この写真にはありませんが、僕が行った際には日本の国旗が掲揚されていました。

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さぁ、中に入ります!が、どこが入り口なんだろう?

VallejoとDivisaderoの角に鉄格子のような門があれど、そんなに大きな門じゃないし、誰もそこには人がいない。きっとここは通用口なんだろうと思い、守衛がいるであろう正門を探して、歩き出しますがそんな門は見つからず。と、先に中に入っているかみさんから「おそ~い!」との電話があり、「いやいや、もう建物まで来ているんだけど、入り口が見つからなくて・・」と説明したところ、その通用口と思ったのが正門だったそうで。さっそく来た道を戻って、中に入ります。

でも、今改めてこのstreet viewの写真見ると、写真右下にある門は決して通用口ほどの小ささじゃないですよね・・何をワタクシは勘違いしていたんだろう。

中に入ると、まずはホールです。
シャンデリアが吊るされたホールには来客用のソファーが並べられ、黒い礼服を着た執事(らしき人)によってウェルカムドリンクが振舞われています。

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暖炉の上には、天皇皇后両陛下のお写真が飾られていました。

パーチーが開かれたのは、このホールの隣の部屋。
6人掛けの円卓が6つか7つ並べられたこの部屋は、壁に富士山の絵が飾られ、その前には鏡餅が置かれていました。

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そして、天井には

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菊の御紋です。

パーチーの開始に伴って、猪俣総領事をはじめそうそうたる方々が挨拶をされました。そして、乾杯の後、今まで閉ざされていた奥の部屋に通じる扉が開かれました。その奥の部屋に料理が並べられていました。この日はバフェスタイルでの会食です。

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上の写真はパーティ終盤に撮影したので料理があまり並んでいませんが、最初はこのテーブルにびっちりと並べられていました。

寿司、海老のてんぷら、豆腐あんかけ、サーモン、ビーフ、チキンから揚げ...etc と決して派手ではないものの、どれもとてもおいしゅうございました。料理はどこかの和食レストランからのケータリングかと思いきや、総領事公邸専属シェフによるものとのことでした。

ちなみに、この部屋の奥にもうひとつ小さな(今までの部屋と比べれば一回り小さな・・という意味で、決して四畳半の部屋とかじゃないです)部屋があり、その部屋ではコーヒー、緑茶とマカロンが振舞われました。

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こちらのお部屋が北側に面していて、大きな窓からはゴールデンゲートブリッジが壁にかけられた絵画のように眺められます。が、ゴールデンゲートブリッジはライトアップされていないので夜はあまり綺麗じゃないですよね。眺めるなら昼間の方が素敵かと。

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投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2013年1月12日(土) 08:27