ちょっと前に、友人みるぴたすさんの紹介でSan Carlosに住む日本人ご家族Tさんにお会いしました。家族構成もウチと同じように、小さな男の子が一人いる3人家族でして、ウチから歩いて行ける距離に住んでいる方々です。ぴるぴたすさんところも同じような家族構成なので、それからというもの、男親で集い、父親とはどうあるべきかを互いに議論する「男塾!」なる会が定期的に開かれるようになりました(どういうわけか、それとは別に女親が集う会も始まりました・・・うーん、何話しているんだろ?)。
そのT家のご主人、大阪出身で自ら作るお好み焼きがめちゃくちゃ美味しいとの評判。うーん、是非機会があったら一度いただきたいものです。と思っていた矢先、その噂のお好み焼きを振舞ってくれることになり、先週末にお邪魔してきました。
まずはビールで乾杯し、持ち寄った前菜をつつきながら、ご主人の焼くお好み焼きを待ちます。
さぁ、焼けてきました!
定番の豚、えび、に続き、自分にとっては変り種のたくあん、キムチのお好み焼きが振舞われました。これが、どれもめちゃくちゃうまーい! びっくりするくらい美味いんです。
コツは出汁と柔らかく焼き上げることにあるのだそうです。ほんと、お店出せるくらいに美味いんですよ。
すいません、ここだけの話で吐露しますと・・・
実は、自分、お好み焼きってソースの味しかしないじゃないかーくらいにしか思っていませんでした。だって、最後にお好みソースがたっぷりとかけられるでしょう?さらに、最近では、マヨネーズもかけられます。なので、もう、お好み焼き本体の味はさして重要ではなくなってしまっているのかと。
でも、驚きだったのが、今回いただいた、たくあんのお好み焼き。こちらは、何もかけずに食べてみるようにアドバイスされたので、そのとおりにしてみたところ、驚いたことにお好み焼きだけで十分に美味いのです。生地のふわふわと、たくあんのシャキシャキが絶妙にマッチして、そこに出汁の味が全体を包み込みます。
お好み焼きにしっかり取った出汁を入れるなんて今まで聞いたことも無かった・・・目からうろこでした。
もうひとつ吐露しますと・・
学生の頃、お好み焼きパーティーを開いたことがあったんですが、そのとき、私、お好み焼きの生地の中に肉も野菜もすべてぶち込んで顰蹙を買ったことがあります。大阪出身の方に、肉は肉だけでまず焼いて・・と注意を受けました。ちなみに、うちの実家の隣のお好み焼き屋は、すべてを生地に入れて焼いていたんですが、そういうのってマイナーなのでしょうか?
Tさんのところでは、ハイボールがマイブームだそうで、ハイボールもいただきました。
実は、自分、今までハイボールなるものは飲んだことが無かったんですが、これがまたウマイ! なんていうか、たぶん、若い頃はこれを飲みたいとは思わなかっただろうけど、今この年になると、ハイボールもウマイじゃないかと思えてくるのが不思議です。もう、ここはどこの飲み屋ですかってなテンションになってしまいました。歩いても帰れるし、安心(?)。
そうそう、そして、この日、一番ヒットだったことを書いておきましょう。
Tさんところのお子さん、なんとお父さん(ご主人)のことを、名前で呼ぶのです。まだ2歳にもならない男の子なのに(たしか2歳前だったはず・・間違っていたらごめんなさい)、父親の名前を呼びつけにするのです。仮にお父さんの名前が「たくや」であるとすると、その男の子は「たくやー、たくやー」って父親を呼ぶのです。すごく可愛らしい声なのに、父親の名前を呼びつけにするっていうそのギャップにオオウケしてしまいました。でも、とっても微笑ましいんですよ。
ベイエリアには、美味いお好み焼きのお店って聞いたことないのですが、もう、私には不要です。
だって、大阪風お好み焼きならAさんが、広島風お好み焼きならKさんがいますから(最近会ってないけど元気かな?)
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