今日です!!東北大震災被災者支援のバザーのお知らせ
被災地に物資支援の活動をしていらっしゃる「暖愛フロムシリコンバレー」さん達の主催です。
12月11日 Atherton市で10時~2時半まで。
詳細はこちらをご覧下さい。
消費者はどれが遺伝子組み換え食品であるか知る権利があることに賛同の方は ここからFDAに貴方の声を送りましょう。
アメリカのエネルギー源を2030年までに再生可能エネルギーに変える嘆願書を2013年に議会に提出する予定だそうです。 その署名はこちら
こんなに素晴らしい病院は聞いたことがない、入院した事がない。
天国旅行帰りの私には入院していた奈良社会保険病院も天国であった。看護師の皆さん、担当のお医者さん、皆さんや優しくて親切であった。天国で私を迎えてくれたウヤフジ(ご先祖様)みたいだった。やる事なす事、最高の看護、いや、超がついて、超最高の看護振りであった。
ナースコールをすると、驚くほどの速さで飛んできて「フリムン徳さん、お呼びですか」と笑顔でカーテンを開ける。白く並んだ歯がきれい。
患者を待たせないのも治療回復のひとつのようである。
揃いの白い制服、薄青色の制服で、優しい笑顔で親切に看護をしてもらったら、皆さん、別嬪さんに見える。中年の看護師さんも若く見えた。笑顔が、親切な看護が、看護師達を若くし、別嬪にする事を発見した。彼女達の熱心な看護振りを観察していたら、私が愛読しているデールカーネギーの”人を動かす”How to win friendes and infruance thepeople)に書かれていることをそのまま実行しているみたいで、驚き、嬉しくなった。
廊下でも患者さんと目が合ったら、必ず、相手の名前を口に出して「フリムン徳さん、おはようございます」と挨拶してくれます。駅のプラットホームで電車を待っている無愛想な人達とえらい違いである。常に笑顔を忘れません。彼女達の笑顔を見ていると、咲き誇った綺麗な花を見ているようです。思わずこちらも笑顔になり、気持ちがほぐれます。彼女達は笑顔の魅力を知っていました。
彼女達の患者さんとの会話の術も抜群にうまい。」NHKで会話の訓練を受けたみたいである。彼女達と楽しい会話をしている時は69歳と言う自分の歳を忘れている。
ふと彼女達とデイトできたら良いなあと思うと69歳という歳が目の前に立ちふさがる。
難儀やナアである。
私は明るいベージュ色のカーテンで仕切られた斜め向かいの患者さんの様子が気になっていた。彼は10月31日ベッドに寝かされたまま3人か4人の看護師さんに運びこまれてきた。思いっきり大きく口を開けて枕元を高くしていびきをかくような格好で寝ていた。枕元にはおおきなIB の輸血用の袋が下がったままであった。寝たままで自分で用も足せない、口もきけない、もちろん自分で食事も出来ない。年のころ、60歳から70歳のように見受けた。
翌日の朝である。
斜め向かいのカーテンの中に、看護師さんの優しい、低い声が聞こえた。
「岡本さん、おはようございます。起きてください、岡本さん、起きて」
「朝ごはんですよー、朝ごはんよー。朝ごはんよう」
その次に聞こえたのは、
「口、開けて、もっとおおきく!!」
「卵よー、おいしい卵ヨー」
「これ食べたら、元気になるよー、起きられるようになるよー」と、
まるで母親が赤子に、食べさせるようであった。
アメリカで嫁はんと二人きりで老人生活している私には新鮮な会話であった。
この様子をカーテン越しに聞いている私は彼女達の熱心さにうたれるばかりであった。
この病院の教育方針に感心することしきりである。
少し高い請求書が来ても良いかなという気分さえ起こさせる。
次号に続く-----by フリムン徳さん
プリムン徳さんはエッセイ本「フリムン徳さんの波瀾万丈記」を出版されています。
最後までお読みくださり有難うございました。 そしていつもご訪問と応援をありがとうございます。
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