お知らせ
尾道市瀬戸田町高根島の長畠農園さんが「青空市場」みかん・農薬不使用レモン販売します!!
2011年11月19日(土) 10:00~17:00開催
・開催時間:10:00~17:00
・開催場所:秋葉原 駅前西側交通広場
(JR秋葉原駅 電気街改札口北側)

又モントレーの山奥からフリムン徳さん便りが届きましたよ。
フリムン徳さん、皆様からの感想を楽しみにしていらっしゃいます。
下の掲示板(ってコメント欄の事ですけど)にフリムン徳さんへメッセージをどうぞ!

「社長交代」

 腹が立ちますけど、腹が立てられまへん。相手が強いから。泣きとうなりますけど、泣けまへん。男だから。悔しいけど、どないにもできまへん。身体がいうことを利きまへんから。
 
フリムン徳さんは26年間、ロサンジェルスやシアトルで大工をしていたのですが、身体を壊して、大工仕事が出来ない身体になった。痛風、高血圧、関節炎になったのです。バッドワイザーを飲みすぎましたんです。「ワイはバッドワイザーのアドバイザーや」と語呂合わせのいい言葉を言いながら、毎晩26年間、バッドワイザーを浴びるほど飲み続けた。仕事がうまくいったらビールで祝杯、うまくいかなくてもビールで憂さ晴らし、疲れたらビールで疲労回復、何か面白くないとビール様。「胃が食べ物を食べるのではない、仕事が食べ物を食べる」と誰かが言っていたのを思い出すと、次は「ビールは胃が飲むのではない、その時の気分が飲む」と自分で作った名文句を心に言い聞かせながら飲んだ。

その酒の肴がまた悪かった。「しめ鯖でんね」。このしめ鯖を肴にしての、バッドワイザーでの晩酌は疲労回復の薬リポビタンどころか、世の中で一番よく効く疲労回復の薬でした。「ビール、鯖、ビーフは痛風の元、酒は糖尿病の元」。痛風で入院させられて、医者の言った言葉は当たっていました。医者はよう知っている。
 
レストランの友達は、料理の仕方で、「マグロよりもハマチよりも旨いのは「鯖や」と言っていた。私はアノ言葉に惚れていました。でも倒れてから3年、鯖は辛抱していましたが、この頃、ひと月かふた月に一回、また満腹食べる。知り合いがロスアンジェルスから作って持ってきてくれる焼き鯖寿司が旨い。人に分けて食べさすのが惜しいほど美味い。人生短い、好きなものを食べずに暮らすのは惜しいと思いながら、また鯖を食べている。
 
フリムン徳さんの痛風、関節炎は膝が痛くて、曲がらん。正座も出来ない。おまけに、力が出なくて重たいのが持てん。 今は嫁はんの方がはるかに私より力が強い。歩くのも早い。重たいものを運ぶのは一人では出来なくなった。嫁はんの力が必要なのです。大工でしたから、家の建て方も重たいものの運び方もよく知っています。でも頭で知っているだけではだめなのです。力がないとだめだとよくわかりました。
 
嫁はんと一緒に、ベッドの大きなマットレスを運ぶ時なんかは大変です。フリムン徳さんは歩くのが遅いから、嫁はんが先を持ち、後を持って運ぶのですが、それが大変なのです。嫁はんに引っ張られて、マットレスを落としそうになるのです。だから、歯を食いしばって、足元に力を入れます。そうすると歩くなるのが遅くなるのです。「どうしてもっと、ゆっくり歩いてくれまへんのやろうか」と思っていると、「どうしてもっと早く歩けんの」と大きな声で怒鳴るのです。
 
いつの日かどこかで聞いた言葉です。いつかフリムン徳さんが元気な時に、嫁はんや子どもに使っていた言葉です。怖いです。怖いです。どうしてもっと、優しい言葉で言ってくれまへんのやろうか。今までとまったく逆の立場になりました。怒鳴る大きな声は人間の心をまずくします。子供は親の言葉を真似るといいます。嫁はんは旦那の言葉を真似るようです。
 
あまり重たいので、落としそうで、我慢できないので、一度下ろして、休ましてくれ、と言うと、しぶしぶ休ませてくれます。休みながら、「どうしてこんなに小さい嫁はんにこんな力があるのか」と不思議に思います。嫁はんの顔を見ると勝ち誇ったような顔をしています。社長さんみたいな顔をしています。
 
そうです。フリムン徳さん夫婦は社長交代をしたのです。見掛けは元気で大きくても、もうフリムン徳さんは人形男みたいなものです。身体が大きくても、力がなければ、力のある嫁はんに従うべきです。力のある働いて収入のある嫁はんに使えるのみです。ここで私も年金をもらって稼いでいると言うと、もうお終いのような気がするから言いまへん。だから自分の年金のことは禁句です。そして文句を言わずに従うのです。これが家庭平和の根本です。世界平和の一部やと思っています。
 
自分の意見が入れられないときは嘘も言いますが、その嘘も見抜いているようです。社長は従業員の嘘を見抜かないではだめです。それから、なるべく負けるようにします。勝つと思っても負けるようにします。社長さんには勝たせないとだめです。そして社長さんは勝たないとだめです。
 
でもフリムン徳さんは「負けるが勝ち」という言葉を知っています。人間心理では「負ける方に味方する人が多い」という統計の結果もでているようです。 

by フリムン徳さん

プリムン徳さんはエッセイ本「フリムン徳さんの波瀾万丈記」を出版されています。

2011_10_07_tokusan

フリムン徳さん、お便り有難うございました。 持病は本当に辛いですね。 私もこの2分おきの目眩にはまいっています。 歳をとると段々悪いところが増えていく一方です。  でも病気に負けないでお互いに頑張りましょう。
今日もフリムン徳さんに応援をしてあげましょう~ ↓ ??


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投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2011年11月18日(金) 10:22