深圳滞在2日目は、カンファレンス初日です。
まず最初のネタがモーニングコール。部屋に時計がなく、私も腕時計を持っていないので、朝はこれに頼るしかありません。この日のセットアップは電話で簡単にできたのですが・・・。
朝6時半。予定どおり電話が鳴って、録音メッセージで起きました。すると5分後くらいにまたコールがあり、今度はリアルな声。OKと言って切ると、さらに5分後くらいにまた録音メッセージ、さらに5分後にリアル声(笑)。ここにいたって「もういいです」とはっきり言ったら止まりました。その後カンファレンス会場で隣に座った人と話したら同じ体験をして閉口したとのこと(笑)。
朝8時にシャトルバスが出るということでしたが、ちゃんと時間前に来ていました。スバラシイ。まだレジストレーションしてないので参加証とかないのですが、細かいチェックもなく乗り込めました。会場までは歩ける程度の距離ではあるのですが、なにしろでかい施設なので、どの建物のどの入口からどの部屋に行けばいいのかがわからないので、特に初日の今日はとりあえずバスが絶対です。
ところが実はバスのドライバーもどこに車をつければいいのかわかっていなかった(笑)。ゲートの職員に何度か聞きつつ、ようやく着くべき場所に着くことができました。
さらにレジストレーション。地味なカウンターがあって、受付の列が3つある感じなので、みんなそれぞれに並びました。ところが私が並んだ左端の列はなんとなく様子がおかしい。前の人が中国語で延々とやり取りしていたと思ったら、その人が終わるやいなや、横から中国人らしき女性が突然割り込み、何か話し始めます。カウンターの人も当たり前のように対応します。私の後ろには10名ほど並んでいるのですが、お構いなし。その女性が終わって、さあ私の番と思いきや、カウンターの女性がレジストレーションは隣の列に並べと言います。ここは違うと。それぞれの列の前には何の表示もないのでわからないのですが、とにかく違うということで、後ろの人たちにここは違うよーと伝えつつ、右の2つのうち右端の列に並び直しました。
その列の先頭まで来たところで、ナノテクのカンファレンスの人いませんか〜と。同じところで別のカンファレンスの受付もやっていて、要するに私たちのカンファレンスの受付は真ん中だけだったようです。またも後ろの人たちにその旨伝え、真ん中の列に並び直します。サインくらいちゃんと出しとけよと言うべきところですが、受付のみなさんの英語もちょっと怪しいですし、まあこれくらいは想定内(笑)。隣で怒り出した人がいたのですが、私も10年以上のベイエリア暮らしですから、Welcome to China! Let’s enjoy this chaotic experience! とか何とか適当になごませるくらいの余裕は身についてきたようです(笑)。
最初のセッションはキーノート。ノーベル賞受賞者3名を招待してしまうあたりもすごいですが、それぞれたったの25分ずつのトークだったり(笑)。
あらゆるところで本当に突っ込みどころ満載なので、細かいことを言い出したらきりがないのですが、それでもぎりぎりのところでカンファレンスはほぼ(100%ではないのですが、笑)予定どおり開催され、進行していくあたりも、中国のすごさかも知れません。
トラブルはすべてブログネタになるので(^^)、いちいち楽しめばいいわけですが、そうはいってもこれだけの規模のコンベンションセンターで、施設の職員ばほぼまったく、イベントオーガナイザーのスタッフの多くにさえほとんど英語が通じないというのはちょっとした驚き。いろいろ話しかけてみると、ホテル(深圳では最高レベルだという)の従業員の英語もかなり怪しい。ちゃんと通じるのはごく一部のスタッフだけなのがわかってきました。都市の成長に人材の教育、確保が追いついていない感じです。
曲りなりにも国際会議と銘打っているわけですから、母国語が英語であるかどうかに関わらず、各国から参加している人たちはみんな英語でのコミュニケーションを想定して来ているわけですが、あまりの通じなさに戸惑っているところがあります。なので英語が通じるというだけで、すごく安心した表情を浮かべます。まあ英語圏の人にとっては、母国語がまったく通じない不便、不安といったものを実感できるいい機会かも知れませんね。こういう機会に非英語圏の人たちが日頃どれだけがんばって英語でコミュニケーションしているかを想像してもらえたらいいかななどとも思うけど、不満ばっかりためて帰る可能性が高そうかも(^^;)。
ホテルの部屋のエアコンの温度設定機能がまったく働いていないことも理解しました。何度に設定しようが関係なく冷やし続けるので(笑)、適宜入れたり切ったり。
でも部屋のテレビにはCNNやDiscoveryを始め、NHKチャンネルもあるのがウレシイ。そして何はともあれ食事はさすが中国!ディナーも朝食も(両方ともホテル)、ランチ(カンファレンス会場)もおいしいです。
しかしこの後3日目にはさらに驚愕の事態ががが!
投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2011年11月4日(金) 07:20- 参照(125)
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