この二日、我が家のお風呂場を修理してくださっている大工のフィルさんが今日は若いアシスタントを連れてきました。 アシスタントの名前はパトリック。 パトリックには24時間行動を共にしている相棒がいます。 その相棒をここに連れてきてもいいかと昨日聞かれました。 相棒とはケイティーという3歳の犬です。 犬好き夫婦ですから勿論OKと言いましたよ。
ケイティーはパトリックが仕事をしている間、我が家の裏庭で遊んで待っているのだろうと勝手に想像していました。 その間にケイティーと遊ぼうとか、ちびに会わせようとか思っていたのですよ。
ところがケイティーは道路の反対側の木陰に駐車したトラックの上の、更に大きな道具箱の上に座っておとなしくパトリックを待っているのです。
その間道路を通り過ぎて行く歩行者には全く感心を示さずず~っとパトリックがいるはずの方向を見つめているのです。
1時間くらいしたら安心したのか疲れたのか横になりましたが目はちゃんとパトリックの方を見ています。 実際に見えるわけじゃないのですよ。 パトリックが入っていたゲートの方を見ているのです。 いつ出てくるのかと待っているのでしょうか。
やっとランチライムになったパトリックと一緒になりました。
ケイティーは生後7週間目からこうして仕事中のパトリックと行動を共にしているそうです。 主人のパトリックといる時のケイティーはパトリックの傍から片時も離れません。
パトリックと私達が話をしている間もしっかりと主人を見つめるケイティ。 パトリックしか眼中にない様子です。
犬がこうなるのは種類もあるかもしれませんが、 飼い主の育て方、信頼関係、愛情の深さでしょうか。
犬の忠誠心にまつわるお話は世界中で話題になり、ニュースにもなり、中には歴史に残ったり銅像が立てられる事は珍しくないです。 その中でも「忠犬ハチ公」は世界的にも有名なお話。 他にも以前モンタナ州のアメリカ版ハチ公のお話を書いたことがありました。 こういうお話は何故かいつも男と犬のお話なんですね。 小型犬に可愛い洋服を着せて優しく抱いている女性の姿を見て「可愛い~」と思いますが 何故かパトリックとケイティーのような関係には可愛い以上のものを感じるのです。
でね、 明日はケイティーは裏庭で待つことになりました。 私の大事な大事なトマトやナスを荒したり畑の腐葉土をかき回したりしないでしょうか。(お隣の犬みたいに) こんなケイティーですものね。 大丈夫ですよね。 ぶるぶる。
投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2011年9月8日(木) 11:12- 参照(119)
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