しばらく前に、ツイッターでちょっとつぶやいたことですが、上司とのコミュニケーションのコツをひとつ。

よくホウレンソウと言いますよね。報告、連絡、相談を欠かすな、ということですが、さらに上級編としては、これにもう一つ付け加えた、ホウレンソテーを心がけるとよいと思います。テーは提案です。相談するのはもちろんいいことですが、できればその際に、自分なりに考えた解決策、ソリューションを提案できるとmuch betterな相談になります。

こういう問題がありますが、どうすればいいでしょうか?ではなく、こういう問題がありますので、こうしたらいいのではないかと思いますがいかがでしょうか?という形で持っていくように常に心がけるのです。つまり相談に行こうと思ったら、安易に上司の解決策を求めるのではなく、行く前にまず自分なりの解決策をじっくり考えるということです。

昨日NHKのDeep Peopleという番組でトップ営業マンを取り上げていました。いろいろ教えられることが多かったのですが、その中で上司もある意味お客様として考えるというコメントがありました。そのとおりだなと思いました。顧客満足という言葉がありますが、これは上司にもそのまま当てはまります。もちろんゴマをするのとは全く違います。常に問題解決型の提案を持ってくる部下は頼りになりますし、こいつは使える、デキるとなって、物事がいい方向に回りだすこと間違いなしです。

これは上司の部下が多ければ多いほど、そして忙しい人であればあるほど効果が上がります。え?ヒマな上司の場合はどうするか?それでも同じです。ヒマな上司にはおそらくいいアイデアも期待できない可能性が高いですし(笑)。

上司とウマが合わない場合はどうするか?この場合も同じです。相性が悪い上司とあーだこーだとブレストするより、最初からソリューションを差し出すことで議論を最小限にし、お互いイヤな思いをする時間を最小限にできることになります。

ウマが合わない中でも、特にありとあらゆることにケチをつけすにはいられないタイプの上司の場合は、さらにひと工夫が必要になるでしょう。そういう場合は、プランA、プランBの最低二つ、できればプランCまで含めた三つくらいのソリューションを用意しておきましょう。もちろんプランAは捨て駒ですが、それでも真剣に考えなければなりません。

さあ、ホウレンソテーで明日からもっとデキる部下に変身だ!www

蛇足ながら、自分の上司がいない、いわゆる組織のトップであっても、顧客や投資家などに対して、本質的には同じことが言えるのではないかと思います。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2011年7月5日(火) 22:11