しばらく前に、とある和食の店のカウンターで食事しながらシェフの方々と会話していたときのことでも。
その店ではカウンター奥に2名の男性日本人シェフがおりました。
一人は店のオーナーと思われる貫禄がありながらも笑顔の素敵な方、そしてもう一人は若い学生風の方。
カウンター越しに僕の向かいにいた学生風のシェフ、ひとりで食事している僕に気を使ってか、いろいろと話しかけてくれたんです。
とりとめもないことから会話がはじまり、話題は住んでいる場所へ。どこに住んでいますか?と聞かれたので、自分の住んでいる場所を回答し、逆にこちらからも、学生風の方にどちらに住んでいるのかを訪ねました。
すると、その方は、お店の近くにオーナーと思われるもう一人のシェフと一緒に住んでいますと回答。
あぁ、なるほどね。まだお若いからオーナーさんところに部屋を借りて、住み込みで働いているのでしょう。よくあることです。
そして、話題は移り、今度は結婚に関することに。
すると、その学生風さん、まだお若いのに、もう結婚しているって言うではありませんか。
え、でも、これって、結婚しているのにオーナーさんと一緒に住んでいるってこと!?
もしや、結婚相手がオーナーさん!? なのか。
ここはサンフランシスコ・ベイエリアだけに、なきにしもあらず。
それによく見れば、オーナーさんも学生さんも可愛らしい顔をしていて、モテそうな気配もあるかも。
しかし、日本人客にあけっぴろげにそういうことを言う人もいないだろうから、自分の聴き間違いだったのだろうか。いずれにしても、これ以上詮索するのも野暮だし、そのまま会話は流してしまいました。
しかし、いったいどういうコトだったんだろう?
単に女性と結婚していて、その人と一緒にオーナーさんとこに御世話になっているってことなんだろうか。今考えると、それも十分にアリなんだけど、何故かお店ではそういう考えが全く浮かばず。オーナーさんとこに御世話になっていると聞いた時点で、頭の中に思い浮かんだのは、4畳半に万年床がある暮らし… そこに奥さんも同居しているとは想像できず。でも、4畳半をイメージした時点で間違っていたのかも。
今度お店行ったら、「こんなこと想像しちゃったんですよ」って笑い飛ばしてみようか.. でも万一ってこともあるしなー
- 参照(111)
- オリジナルを読む