IMG_0087先週、「週末ヨーグルトダイエット」をやって体重が減ったのだが、ウィークデーになると美味いもの(=ダイエット的には悪いもの)ばかり食べてるなあ。この写真は、遊楽というJapanese Chinese Restaurant、つまり日本流の中華料理屋で食したもの。シリコンバレーにいると日本食に「飢える」ことはないのだが、時々食べたくなるのが天津麺(だった)。シリコンバレーにも(日本の)ラーメン屋はたくさんあるのだが、ふつう、塩、しょうゆ、味噌、とんこつといったスープの味のバリエーションがあるだけ。乗せるものはチャーシューくらいか。昔日本で食べたタンメン、ワンタンメン、それに天津麺といったものは出されない。これはシリコンバレーの傾向ではなく、日本でもその傾向があるのではないか。いつのころからか、いろいろなメニューを出していた「中華料理屋」ではなく、ラーメンだけが独立した「ラーメン専門店」ができるようになった。こういう店は求道者タイプの人が多く、チャーハンも餃子もない。もちろん上に書いたようなタンメンやら天津麺などもない。シリコンバレーにできるラーメン屋も、こういう求道者タイプの店が多い。というより、そればかり。たまに日本に帰った時に、天津麺を食べようと思ったら、ラーメン専門店が増えていて、昔ながらの中華料理屋がなくなっていた。全滅というわけではないだろうけど、新宿とか渋谷とか大きな街にはなかった。そんなわけで、「今度日本に帰ったときには、天津麺食べよう」と心に決めるのだが、いつもそれが果たされずに終わってしまう。今年の夏、遊楽が「日本の中華料理屋」ということでSan Mateoにオープンした時、天津麺があるのかと思って行ってみた。今日のランチというところには、肉野菜炒め定食とか、ラーメン+半チャーハンといった、いかにも「町の中華料理屋」みたいなメニューが並んでいる。メニューを見ると天津麺はなかった。しかし、その下のご飯類のところに、天津丼を発見。IMG_0076 これはこれで美味かった。天津丼があるのなら、天津麺も作ることはできるだろう。メニューにないものを作ってもらうためには、店の主人と顔なじみにならなければならないのか?その次の次、つまり3回目に言ったときに、主人ではなくウェイトレスに「天津麺できる?」と聞いたら、あっさりと「できますよ」とのこと。なんだ、できるんならメニューに載せておいてよ。というわけで、何年ぶりかでやっと天津麺にありつけたのは日本ではなく、アメリカだった。切望して食した天津麺だったが、食べた後の感想は丼の方がよかったかな。あんかけになっていたからかも知れない。次回は別のメニューも試してみます。

投稿者: Silicon Valley ... 投稿日時: 2010年9月26日(日) 02:12