寿司屋の板さんはやっぱり意地があるのか、それとも自分が一番と思っているからか、あまり同業者のことを誉めそやすことはしない。ましてやアメリカで寿司を握っている方々なんてクセのある変わり者ユニークな方が多いので、いっそうその風潮に拍車がかかる。そんな中、サンブルノにある赤城っていう寿司屋は安くてお勧めだよっ!とベイエリアの3人の寿司シェフがお勧めしてくれた。なんでも、赤城は薄利多売な営業方針らしく、とにかく安いのだそうな。サンフランシスコとサンマテオにはさまれた日本食の空白地帯にもそんな寿司屋がお勧めする店があったのか~ と驚きながらも行ってみました。赤城があるのは、380にほど近い、エル・カミーノ・リアルとサンブルノ・アヴェニューが交差するところ。住所が、713 Camino Plz となっているので、モールでもあるのかと思いきや、何軒かのレストランが道沿いに並んでいるだけ。赤城の隣には、伝説のレストラン「スパイラル」があるのを発見! 今でこそラーメン屋が沢山あるベイエリアだが、かつてはここのラーメンがなかなか美味いと評判になっており、一度は足を運んでみたいとかねがね思っていたのだった(でも行ったことはまだない、そして今は美味しいラーメン屋がいくつもあるので行くことはなさそう…)。こんなところ(失礼!)に日本食レストランが並んでいるなんでちょっと意外。早速店内へ。赤城は思ったよりも広く、噂どおり、既にテーブル待ちのお客が列をなしていた。見たところ、日本人客はいない様子。でもウエイトレスには日本人を発見。ウエイティング・リストに名前を書き、待つことしばし。席数も多いだけに回転も意外と速く、それほど待たずにテーブルに案内された。が、どうやら店の奥に寿司カウンターもあるようなので、そちらに移動させてもらう。赤城の寿司シェフの方と談笑しながらお勧めでもいただこうかな~が、が、カウンターについてちょっと驚いた。寿司を握っているのは日本人じゃありません。中南米系の若い寿司シェフでした。でも、店は満席だし、これだけ流行っているのだから、美味しいのでしょう。何を食べようかと、メニューを眺めてこれがびっくり!続きを読む
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