毎日通る真冬の散歩道。この時期になると、銀杏の大木の様相は他の時期とちょっと変わる。新緑の時期はどの木も濃い緑に色づき、晩秋の日にはどの木も黄金色に輝く。なのに、この時期には、他と違う様相の、掟破りの木が出てくるるようだ。この通りのほとんどの木の葉が抜け落ちているのに、この大木のみがこのフサフサ状態。他の場所を確認してみると、かろうじてこういう状態の木もあった。
そしてこういうイミテーションまで。
銀杏の樹齢は1000年以上も珍しくないといわれている。この写真の木は、せいぜい100年未満であろう。人の悩みは尽きないものだが、この大木たちでさえ、周囲の目を気にするとすれば・・・・・・おのれが(ワシが)小さな頭を抱え込むのは、・・・・・でもこんど、試しにこの大木につく銀杏を煎じて飲んでみようかしら。
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