私は、とにかく本を読む子供でした。おそらく両親の影響かと思いますが、小さい頃はマンガより、本のほうが大好きだったのです。マンガデビューは小学校4年だったでしょうか。それまではとにかく本一筋。 (笑)今はすっかりマンガに毒されておりますが。 (苦笑)小さい頃によく読んでいた絵本シリーズがありました。斎藤隆介氏と滝平二郎氏コンビの絵本です。そう言われてもピンとこないかもしれませんが「花さき山」 とか 「もちもちの木」 と聞けば「あぁ・・・」と思いだす方もいるかもしれませんね。自己犠牲や献身がテーマになっていることが多い、斎藤隆介氏の文と独創的な滝平二郎氏の版画の挿絵・・・もう、ずっと前に読んだ絵本なのに、今でも忘れずに心の中に残っています。実は、今日は他の記事を書くつもりだったのですが記事の中で書こうと思っていた「あること」を調べているとき先週の5月16日に滝平二郎氏が亡くなったことを知り子供の時に読んだ彼らの数々の絵本が走馬灯のようによみがえり・・・どうしてもブログでこのことを書きたくなってしまったのです。自分も含め、自己中心的になりつつあるこの世の中。彼らの本を読めば、人を思いやる心を寄り戻せるかもしれない・・・ふと、そんなことを考えてしまいました。滝平二郎氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
*画像は amazon.co.jp からお借りしました。
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