日系人アントレプレナーのパネルディスカッションに行ってきた。パネリストはYoicsのCEOのRyo Koyama、RockYouのCEOのLance Tokuda、i-hireのCEOのJeff Maruyamaの3人で、モデレータがコンサルタントのMichael Kanazawa。Ryo Koyamaは一つ前の会社はNVIDIAに売却、Lance Tokudaはやはり一つ前の会社をYahooに売却した、という経歴。(Ryo Koyamaは日本生まれで3歳の時アメリカに来たそうなので、日系人・・・というのはちょっと微妙だが。)Ryo Koyamaいわく「周囲にblend inするという日本人のカルチャーはアントレプレナーに向いてないんだよね」とのことでした。実際、シリコンバレーのビジネス界で活躍する日系人が少ないので、相互に啓蒙し合おうと作ったNLeadershipという団体が主催したセミナーでありました。 ビジネスをする上で、日本人で良かったことは?という質問には、Lance Tokudaが「ソフトバンクとの提携交渉で孫正義と会ったとき、『You are Japanese. I'm Japanese. Let's do the deal』と言ってくれて話しがついた。この時ほど『日本人で良かった』と思ったことはない」とのことでした。直接的メリット。ホントはこういうのが沢山あると、中国人ネットワークにも勝てるんですが。***ちなみに、全く関係ないが、英語のネイティブスピーカーは「りょう」と言えず、Ryoは「リオ」という発音になってしまうことが多い。京都が「キヨト」になってしまうのと同じ原理である。とはいうものの、さすがに日系人同士だと、たとえ日本語が出来なくても、名前くらいはちゃんと日本語発音で言えることが多いのだが、今日の司会のJeffは、Ryo Koyamaを「りお」と呼びかけていた。やっぱりリョウって言えないのでしょうか。(さらに余談だが、小さい「ゃゅょ」のうち、英語のネイティブスピーカーが曲がりなりにも発音できるのは「ゅ」だけ。cuteとか。でもそれもゆっくりいうと「い」と「ゆ」に分解してしまう。cuteをゆっくり言うと「き・ゆーと」になるんですよね。)
投稿者: On Off and Beyond 投稿日時: 2009年2月26日(木) 23:35- 参照(369)
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