娘が通っている小学校で、最高学年の5年生を対象にしたStar Nightというイベントがありました。本人が行きたいというので、夜7時15分集合ということだけ聞いて、内容はよくわからないままいっしょに行ってみました。学校の校庭に、これは父兄のボランティアですね、天体望遠鏡がいくつかセットアップしてありました。時間前に着いたのに、暗い中にもうたくさんの児童と父兄が。アメリカっぽくない!星を見るイベントだということは何となく予想していましたが、やはりというか何というかそこには何のオーガナイズもなく(笑)、セットアップしてある望遠鏡にそれぞれ並んで順番に見せてもらうというものでした。5年生全体で100人前後だと思いますが、その父兄の中にはそれなりに天文マニアみたいな方々がいらっしゃるのですね。それぞれ相当本格的な天体望遠鏡を持ち込んでくださっていて、たまたま木星がとても明るく見える時期だったので3名くらいが木星にフォーカス、一番大きな(全長2メートルくらい!)屈折式望遠鏡をお持ちいただいた方は白鳥座近辺の二重星(何だったか名前はちょっと定かでないのですが)を、もうひとつの太い反射式を持ち込まれた方はヘラクレス座のM13星団をターゲットにして、子供も大人も含めて見せてくれていました。M13は一番行列が長くて、残念ながら見るのをあきらめました。でも天体観測用と思われる、暗闇でも見える特製の赤い光のスライド映写版みたいなプレゼンテーションまで用意されていてびっくり。一番大きな(おそらく直径25cmくらい)反射式望遠鏡で見た木星は、本体の縞模様まで見えました。そして周囲を回る衛星が4つほど。どこまでそのありがたみがわかったかは不明ですが、さな(娘)も木星や二重星を見て楽しかったと言ってました。まあ小学生にとっては友達と夜に暗闇で会うのはそれだけでもじゅうぶん楽しいよね(笑)。なかなかナイスな企画でした。企画提案してくださった父兄の方に感謝です。本当はこういうのを提案できるようになればいいんですよね・・・。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2008年10月22日(水) 22:57