Fourth of July weekendで3連休です。やはり山火事注意のためか、今年は聞こえてくる花火の音が少なかったような感じがします。先週水曜日夕方に、スタンフォードのチルドレンズホスピタルに行って、こたのこれまでのレビューと今後の方針を相談するカンファレンスに参加してきました。関連部署はスタンフォード病院とチルドレンズホスピタルとにまたがっていて、Cardiology, Neurosurgery, Nephrology, Vascular Surgery, Rheumatologyの4つのデパートメントから、スタッフのavailabilityによって、ドクターだったりナースだったりその慮方だったり、というわけで私を含めて合計8名。ミーティングをコーディネートしてくれたのはCardiologyのナースだったのですが、あいにくそこのドクターが来られなくなって、誰が司会をするのかはっきりしないまま何となく始まりました(^^;)。それはともかく一番のトピックは、血圧をどのレンジにコントロールするのがベストかということだったのですが、一連の検査で脳(もやもや病)の方は良好な状態であるということで、降圧剤を開始しましょうということになりました。こちらのナースはRN(Registered Nurse)という資格を持っていますが、スタンフォードのようなところでは、通常それ以外のいろいろなものも持っています。MSN (Master of Science in Nursing) とかPNP (Pediatric Nurse Practitioner) といった感じで、名刺の名前の後にこういったdegreeが並んでいます。それぞれ専門があり、ドクターともほとんど対等に話をしますし、ドクターにかわって一般的な診察をしたり、患者への説明をしたりできるだけの知識を持ちトレーニングを受けているわけです。もちろん比較的シニアなMDの言うことに一番重みがあるわけですが、それぞれきちんと尊重しあい、患者(親)の質問や意見も真摯に聞いてくれます。スタンフォードほどの大病院で、何のコネもない、外国人の一患者に対しても、カスタマイズしたチームを組織して対応してくれるというのは結構すごいなと思います。まあそれだけのケアが必要な病気であるということでもありますが。肺高血圧の診断から2ヶ月以上たってようやく治療を開始したわけで、患者側としては正直もっと早く物事を進めて欲しいというフラストレーションもありました。実際そういった文句をぶつけたことも何度かあります。主にCardiologyのナースの方が窓口になってくれているのですが、そのたびに落ち着いた調子で、あらゆることを確認する必要があり、急がば回れみたいな感じで諭されたり。でも考えてみれば数多くの患者さんの中のひとりに過ぎないにも関わらず、この2ヶ月ちょっとの間にこのナースを含めた病院のスタッフと何10回メールや電話でやりとりしたかわかりません。ひとつひとつの検査(MRやCTはけっこう高額なので)に関する保険会社との交渉などもかなり大変みたいですし、ありがたいことです。

投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2008年7月5日(土) 11:48