Googleで携帯系の事業開発をする知り合いから連絡があり、「日本出張するので、日本でしか買えないガジェットを教えて」と。共通の友人でハードコア・テクノロジーオタクのA君がいるのだが、「Aに自慢できるようなもの希望」という指定付き。Twitterで知り合いに聞いてみたところ推薦は無限プチプチ携帯制御チョロQフォンブレイバーと。うーむ・・・。無限プチプチはちょっとしたお土産にはよいが、「ハードコア・オタクに自慢できるガジェット」かといえばちょっと違う。チョロQは普通に赤外線でコントロールするのはあんまりすごくないので、携帯で操れるところが肝だと思いますが、アメリカの携帯だと使えないみたいだし。フォンブレイバーは、すごい面白いのだが、アメリカで使うのは大変そうだなぁ・・・。感じとしては、こんなのがよいのです。
Chumbyである。タッチパネルスクリーン、モーションセンサー付き小型端末。Wifi経由でいろいろな情報を常時プッシュしてくる。どういう情報を得るかは、予めサイトで指定しておく。ハードは175ドルだが、それ以降のネットワーク利用は無料。Chumbyは情報プッシュ側から広告料を取る、というモデル。加えて、メールのチェックや、オンラインにアップロードした写真を見たり、などパーソナルな利用もできる。これも無料。めずらしい「オープンソースのハードウエア」でもある。シリコンバレー在住日本人の皆さんは大挙してこれを買っており、一人で7個も買う人も。
タコさんロゴもオタク心をくすぐります。あと、Eye-fiとか。カメラのSDメモリーチップで、Wifi経由、撮った写真を自動的に指定写真サイトにアップロードしてくれる。「オンラインに写真をアップロードするなんてとんでもない」という人には、自分のコンピュータにあげるオプションもあります。100ドルなり。どちらも開発はカリフォルニアの会社で、これまでに500万ドル程度増資しただけの社員10人前後、というベンチャー。・・・・そして、どちらも、できれば日本から出てきて欲しい類のガジェットなんですけどね。以上、無限プチプチ以外は、全てワイヤレスを何らかの形で使ったネットワーク的なもの。このように、ネットワーク利用がガジェットの主流になってくると、「オープンで、ユーザーの希望次第でどうとでも使える。器用な人だったら、ちゃっちゃとプログラムを書いて、自分でサービスを作っちゃったりもできる」というものであれば、世界中に広めやすい。が、しかし、たとえば日本の携帯スタンダードへの依存度が大きいと、日本を出た瞬間に使えなくなってしまう。(余談ですが、そういう意味で、i-modeをはじめとした自社基準を世界に広げられなかったドコモの責任は甚大。あれだけ日本のIT産業を翻弄した以上、自分たちのスタンダード自体をグローバルにする義務があった、と思う。そうしたら、それにぶら下がるいろいろな日本のサービスプロバイダも海外にもっと容易に出て行けたはず。・・・・しかし、もはやグローバル化の時期は逸したので、「義務があった」と過去形ですが。)あと、実はChumbyも英語ができない人だと使えるサービスがかなり限られる。のではあるが、英語は世界のデファクト機軸言語ゆえ、ローカライズなくてもある程度は浸透可能。「日本語ができないと使えない」と比べると、国外での通用度は全然違う。残念ながら。というわけで、日本発の世界向けガジェットは、日本独自のインフラ依存がないのみならず、日本語依存もなしでないといけない、という足かせも。というわけで、話を戻すと、「海外で使える日本の先端ガジェット」は何かないでしょうか?何かありましたらご推薦くださいませ。これがないと、日本が(少なくともITの世界では)パラダイス鎖国であることがより一層明快になってしてしまいますので是非。
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