こちらでも、新しい賃貸物件を契約するにあたっては、depositを払う。いわゆる敷金です。不動産屋さんを介さないことも多いので、その場合礼金はありません。そのdepojitも、だいたい家賃1か月分前後が相場かと思われます。先日まで住んでいたところは、家賃そのものもけっこう破格の安さだったのだけれど、その上入居時のdepositが約0.5か月分と、大変良心的、というか寛大?な大家さんでした(^^)。そこにまるまる6年住んで、先日引っ越したわけです。家も相当古かったので、ある程度自然なことでもありますが、6年の間にはあちこち不具合もあって、直してもらったものもいろいろありまが、緊急性の低い、というかこわれたままでも大して支障のないものはそのままにしていました。そこを出るにあたって大家さんといっしょにひととおり状態を確認して、必要な修理をしてから残額を返還するとのことでした。もともと1000ドルもしないdepositだった上、6年もいたので、こちらとしてはそんなに戻ることはないと思っていたのですが、今日チェックが送られてきてびっくり。なんと90%以上も戻してくれたのです。こわれたドアのノブとか、水洗タンクのレバーとかいった部品をOSH(Orchard Supply Hardwareという典型的なDIYショップ)で購入し、みずから修理をしたのでlabor(人件費)はゼロだからと手紙に書き添えてありました。かなりのご高齢なのに、以前からいつもまめに対応してくれて大変いい大家さんでしたが、出た後も本当に善意にあふれた対応で、たまたま昨日書いた医療保険会社とは本当に大違いです。今の家の大家さんもいろいろと親切に対応してくれますが、賃貸の場合、テナントとしてのQOLにおいて、大家さんは本当に大事です。
投稿者: A-POT シリコンバレーのバ... 投稿日時: 2008年2月19日(火) 23:18- 参照(238)
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