和製SFはあまりなじみが無かったのだが、とある方の三大ベストSFということで手にとって見た。小松左京は「さよならジュピター」、「首都消失」が80年代の映画化時に読んで以来だ。ざっと20年振りだ。 本作では、プロローグ、エピローグのなんともいえない情緒感に、独特の魅力がある。SFであって同時に日本の民話のような、熱海のひなびた温泉旅館で古典ビデオゲーム「エクセリオン」を遊ぶようなこうした不思議な感覚は邦文小説ならのもので心地良い。 粗筋はA.C.クラーク「幼年期の終わり」~「2001年宇宙の旅」、W.ギ

投稿者: My life as an APE 投稿日時: 2007年5月7日(月) 22:36