今週行われていた、ベンチャーがひしめくコンファレンスDemo 2008でlaunchした新サービス、iVidesongs。プロミュージシャンがギターを教えてくれるビデオを有料配信。今は亡きホールアンドオーツ、、もとい、まだ生きてたJohn Oatesが、自ら、自分の曲の弾き方を説明するビデオが見られたり。

Erik Mongrainという人(すみません、私知りません)がlap tapなるギターの曲を披露しているのもあります。lap tapはギターをお琴のようにひく方法・・・といってもわからないかもしれませんが、こちらのビデオを見れば一目瞭然。(全ビデオ、触りの部分は無料で見られます。)ま、プロのアーティストが自らやってるのは、全体から見ると少なくて、後はインストラクターが教えているもの。でも、その世界では有名な人らしいので、本当にスキル向上させたいと思っている人には垂涎ものでありましょうか。

一曲あたり5−10ドル。ギターのレッスンを受けることを思えば安い。アーティスト本人が作曲の経緯など語っていたりするし。ギター以外にピアノ、ドラム、バンジョー(!)なんかもあります。

2006年起業、これまでにangel fundingで$3 million集めて、とりあえず有料50曲、無料25曲で開始。年末までには1000曲をアップしたい、とのこと。(via TechCrunch )

似た事業では、NowPlayItというのもあって、こちらはPaul McCartneyが教えてくれるビデオもあります。

いや、いい時代になってきたもんですなぁ。

ちなみに、こういうのが出てくる背景には、ギターを演奏するゲームのGuitar Heroがすさまじく売れているということもある。Guitar Hero3は、一年間での売上げとしてはゲーム史上最高だったとのこと。去年11月にリリースされたRock Bandも、ギター、ドラム、ボーカルがあるゆえ、セットで買うと170ドルもするのに、既に100万本以上販売済み。ま、ようは「太鼓の達人」みたいなものなわけですが、本物のバンドのオリジナル演奏にあわせてプレーできるところがポイント。会社内余暇としても大流行り・・・だそうですが、シリコンバレーの会社で働く皆様、ホントに会社にありますか?

バーやクラブで「Guitar Heroの日」があるところまであるらしいです。ステージで恥をかかないよう家で日夜練習してる人も多々いるらしい。暗いのか明るいのかよくわかりません。

投稿者: On Off and Beyond 投稿日時: 2008年2月2日(土) 00:21