サンノゼ州立大学はFDAが同性愛の男性には献血を認めないとしているのは、差別にあたり同大学のポリシーに反するとしてキャンパス内での献血活動を禁止することを発表した。FDAでは1977年以降に同姓間のセックスを行った男性はHIVやB型肝炎のリスクが高いとして献血を受け付けていない。これに対してサンノゼ州立大学の学長は昨年から専門家などと相談した結果、人種、民族、文化の多様性を大切にしている大学の主義に反するとして反対する立場をとることを決定した。献血活動を行っている赤十字などの団体では、こうした問題が各地で起きていることから、FDAに対してゲイ献血禁止を取り下げるように要請を続けている。1980年以降には献血の血液を検査する技術も向上し、全面禁止にしなくても献血後の検査でHIVなどは検出できるようになっている。
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