サンフランシスコ動物園で、クリスマス当日に17歳の少年が逃げ出したシベリアンタイガーに襲われて死亡した事故で、警察は虎の脱走に人間が関与している可能性もあるとみて捜査を続けている。襲われたのはサンノゼに住むカルロス・ソーサJr君17歳で、クリスマスの朝食を父親の家で家で取った後友達と出かけていた。夕食には母親の家に行く予定だったが、10時を過ぎても戻らないため不安になっていたところ、検死官からの連絡で動物園で襲われていた事がわかった。
虎が逃げ出したおりは18フィートの壁と20フィートの堀があり、専門家も動物園で飼育されている虎が飛び越えられる高さではなく、虎が自力で脱出したとは考えにくいとしている。また、檻の入り口と堀の間からは靴と血が見つかっており、被害者の少年が柵越しに足を突き出して虎をからかうなどして挑発した可能性も考えられる。当時は閉園時間間際でもあり園内には人がまばらで、事故を目撃した可能性がある人を警察が捜して状況を調べている。
同じ虎は一年前のクリスマスにも飼育係に噛み付く事故を起こしている。

投稿者: シリコンバレー地方版 投稿日時: 2007年12月27日(木) 09:48