実は先日アメリカのフィレ・ステーキ爆弾を落とした翌日、運転中に大変気になるニュースを耳にしました。内容は2007年11月アメリカの狂牛病対策の規則が緩和されたという事です。
2003年にアメリカで狂牛病に罹った牛が発見されて以来、私達家族は牛肉を食べるのを止めました。当時、検査が厳しくなったとか、餌の規則が変わったとか聞いたのが4年前です。 それ以来狂牛病の話はニュースになっていなかったので、2007年の2月頃、我が家ではビビンバに牛肉を使ったのをきっかけに時々食べるようになりました。でも聞いていなかったのは私だけで、今回調べたら2006年3月にアメリカでは3頭目の狂牛病の牛がアラバマ州で見つかっていました。
ニュースで分かった事柄。
●狂牛病は人間がかかった場合はvCJD(Variant Creutzfeldt-Jacob Disease=新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)と呼ばれて、症状が出るまで10年~30年かかる。牛の場合は30ヶ月~8年。
●これまでアメリカで見つかった狂牛病
2003年 ワシントン州 1頭
2004年 テキサス州 1頭
2006年 アラバマ州 1頭
●2003年にアメリカで狂牛病の牛が発見されて以来狂牛病検査を100頭に対して一頭の割り(1%)で検査をするようになったが、今度の新しい規則ではこれが0.01%になった。つまり1万頭に1頭だけが検査される。これによって年間35億円の経費節約になる。
●発症率が高いカナダからの輸入は今まで2歳半より若い牛に限られていましたが、今度からは8歳までの牛を輸入可とする。カナダでは2006年にAlbertaで5頭が見つかっています。今回8歳まで可となった理由は1999年に牛の死骸の危険な部分を餌に使えなくなった為、1999年以降に生まれた牛は安全と見なすからです。尚ここで問題なのは牛の年齢は歯によって判断され、年齢確認はアメリカでは一切されていない。
●狂牛病は直接牛から牛へは伝染しない。感染した動物の死骸を食べて感染する。
現在の規則で牛が食べても許可されている物は
(1) レストランからの残飯(この中には牛肉も含まれる)
(2) 鶏の糞(床に落とした糞がかき集められるので、中には鶏の餌が混合している可能性が高い。鶏の餌には牛の骨や残骸も使われている。)
(3) 屠殺場ででる牛や豚の血液(若い牛にミルク代わりに蛋白質源として与えられている)
●牛の脊髄と脳以外は今でも牛以外の家畜の餌になっている。
だそうです。
そしてもっと怖い話は続きで。
投稿者: カルフォルニアのばあさんブログ 投稿日時: 2007年12月2日(日) 03:42- 参照(278)
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