食通ブロガーのPaptimusさんのところで見つけたのですが、バーリンゲームにある「さかえ寿司」がSan Francisco Examinerで紹介されています。この寿司屋をベイエリアで一番美味い寿司屋にあげる人は多く、かく言う僕もトップクラスな寿司屋であるとは思います。ただ、美味いものにはそれなりに値が張る訳で、決して安くはありません。紹介記事の最後の一文にもさかえ寿司で最高のものを味わいたいのなら、寿司カウンターに座って一合売りの日本酒をすすり、寿司職人のお任せを楽しむのが良い。予算は最低で$150。それだけ払う価値はある。みたいなことが書かれています。さて、数ヶ月前に寿司好きな多国籍軍同僚らと寿司屋に行こうという話になり、第一回はサンマテオにある寿司サムに、第二回はサンフランシスコのZushi Puzzleに、そして今回が第三回でさかえ寿司に足を運びました。この多国籍軍、日本人は僕一人。あとは、エジプト人、カナダ人、台湾人、ドイツ人、アメリカ人という構成。皆それぞれに寿司は好きだ!というだけあって、過去2回の様子を見ても、それなりに寿司を楽しんではいますが、果たしてさかえに行くだけの価値はあるのだろうか?というのが正直な思いでした。さて、席について各自メニューを見ます。でも、なかなか決まらない。みんな日本人である僕にお勧めは?と聞いてきます。本心から言えば「寿司シェフのお任せ」って言いたいところだけれど、それってきっと予算オーバーするだろうからお勧めできないっす。それに、それぞれに好き嫌いがあって、寿司好きを豪語する割にはウニやイクラがダメとか。やっぱ、さかえをの名前を出してしまった僕が間違いだったかな。もっと割安で巻き物がいっぱいあるアメリカンな寿司屋ならこんなに悩むこともないのだろうけど。それでも、サーモンとまぐろの刺身、にぎりのセット1人前と、各種巻き物をオーダーしてシェアします。みなそれぞれに箸を進めますが、如何せん、お互いに遠慮しあってしまって、各更に最後の1,2ピースになるとだぁれも手をつけなくなります。正直、僕はまだ食べたりないし、多分、他の皆も同じ意見だと思う。でも、誰もが「いや、もう十分食べた」と言うばかり。遠慮の塊。さかえに行くのは数週間前から決まっていて、Examinerの記事が出たのはさかえに行く前々日のことでした。参考までにと、皆に記事のリンクを送っておいたのが、一層皆の遠慮の度合いを高めたのかもしれません。また、何人かはカウンター席のミニマム・チャージの額を見て驚いていました($20だったか$25だったか…)結局、腹6分目くらいで店を出たのでした。ちなみに酒も飲まなかったので、会計は一人$32。これ、今まで自分がさかえ寿司で払った額の最安値記録かも…(笑
投稿者: Franklin@Filbert 投稿日時: 2007年10月11日(木) 05:14- 参照(308)
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